※筆者個人の意見/主張で、チームを代表するものではありません。
現在、コンサルティングファームで、ナレッジマネジメントを推進しています。
そこで感じたことを何回かに分けて書いていきます。
初回は、「何故ナレッジマネジメントをやるのか?」
前提:強みは一人一人に宿るもの
私は某総合系コンサルティングファームで、主にDX/デジタル化推進を支援するチームに所属してます。DX戦略からデザイン、IT資産の運用や現場の業務改善といった"泥臭い"PJまでが混在する数百名規模チームです。
コンサルティングも、エンジニアリングも、ある種の職人技。
強みや個性は一人一人のメンバーに依存するもので、依存するべきだと(私は思っています)。
強みや経験を引き継ぐ過程も、職人が弟子に受け継ぐように、言語化されない物語を渡していく道のり。
とは言え、何かできるでしょ(したほうがいいいでしょ?)
とは言え、そうは言ってられない事情もあります。
・顧客ニーズに応じた、組織の拡大(メンバーの増加)
・社会変化による、PJ/支援内容/検討事項の拡大・複雑化
・文化変化による、働き方/労働へのとらえ方の多様化・・・・etc
沢山の変化の中で、自分や誰かの経験/強みを他者に引き継ぐ必要がある…(そして、ますます強まっている)と感じています。
何より、毎回失敗から学ぶ必要がないのでは?と思っています。
失敗は成功の母であり、失敗から人は沢山のことを学びます。ただし、時代が経っても、変わらないものもあり、そこを毎回繰り返す必要はない、と思うのです。当然、PJ/顧客/社会のために、不健康な失敗は発生させるべきでないという前提もあります。
そして、何より自分たちが「巨人の肩の上に立っている」ことを認識して、もう少し上の景色を見ることができれば…という気持ちを感じています。(私の好きなミュージシャンの言葉の引用)
データと組織・メンバ理解
今私は、DX/デジタル化推進チームで、以下のナレッジマネジメント活動を推進しています。
①成果物のナレッジ化
・・プロジェクトに登場する成果物、方法論、各種の関連資料等のナレッジ化、一覧化・・・など
③導線/運用の整備
・・・メンバがアクセスしやすいような導線や、チームとしての運用(ツール活用も含む)整備・・など
上記を実施してい思うのは、ナレッジマネジメントとは「データと組織・メンバーを理解する」ことです。
・どのようなデータがチーム内に流れていて、それがどこで活用されている/されていないのか?
・どのようなデータをチーム内に注入すると、PJや組織に変化が生じるのか?
・今後どのようなデータが必要になるのか?
・今メンバーは何で困っているのか?その先にいる顧客が抱えている課題は?
・今後チームが注力したいテーマは・・・・etc
そのような、データと組織・メンバ理解を進める過程で、感じたことを今後は書いていきたいと思います。
キーワードとしては、以下の5つです。
・ナレッジの導線(使われなきゃ意味ないっしょ)
・役割と構造
・スピード⇔品質
・切り口と生々しさ
・目標/進め方
※余談
超相対性理論でも関連する話がされていましたね。。。