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【Ruby】継承チェーンとは?意外と知らない人も多いので解説してみた!

Last updated at Posted at 2021-02-03

Rubyの学習歴がまだ浅い人の中には、継承チェーンについて知らない人も多くいるのではないでしょうか。

Rubyの深い理解が必要なプログラムを書くためには、継承チェーンについての理解は必須だ。

私は、Rubyを学習していく過程で、そのように強く感じました。

継承チェーンとは

継承チェーンとは、クラスの連なりのようなものです。

クラスにはスーパークラスがあります。そして、スーパークラスをたどっていくと、BasicObjectまでたどり着きます。

この連なりのことを継承チェーンと言います。

例えば、以下のコードがあるとします。

class ClassA

end

class ClassB < ClassA

end

ClassBはClassAを継承しているので、ClassBのスーパークラスはClasssAということになります。

では、ClassAのスーパークラスはなんでしょうか。

答えはObjectです。

そして、ObjectはBasicObjectを継承しています(Kernelに関しては説明を簡単にするために省略させていただきます。)。

この道のりを継承チェーンと言います。

継承チェーンを理解する重要性

では、これを理解したからと言って、何ができるようになるのでしょうか。

それは、メソッドがどのように実行されているかを知るとわかります。

Rubyのメソッドがよびだされた時、Rubyはまず現在のクラスを確認します。

そして、そこに呼び出されたメソッドがない場合、スーパークラスを確認して、そのメソッドがないか確認します。

それでもない場合は、同じようにまた次のスーパークラスへと移っていきます。

Rubyは継承チェーンをたどって呼び出されたメソッドを解釈しているわけです。

これを理解しておくと、Rubyの理解に大いに役に立ちます。

まとめ

今回は継承チェーンについてみたのですが、しっかりと伝わりましたでしょうか。

記事の内容をまとめると、継承チェーンとは、現在のクラスからたどるスーパークラスたちの連なりということです。

Rubyはメソッドを実行する際に、継承チェーンをたどってメソッドを発見します。

もし何かあればコメントをくださると、私自身の成長にもつながりますので、是非是非よろしくお願いします!

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