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大学2年生がチーム開発のリーダーになって失敗と後悔をしまくった話〜始まりとアイデア出し編〜

Last updated at Posted at 2019-12-21

2018年11月、僕は学部1年生にしてチーム開発のリーダーになりました。

そのチームは数々の失敗に見舞われ、一応形にはなり、発表はしたものの様々な後悔を抱えたまま2019年の11月、僕はリーダーを降りました。

このチームの1年間の失敗の数々、そして反省を振り返りたいと思います。

今回は始まりとアイデア出しについての話です。

始まり

当時の僕は大学からプログラミングを始めた初心者で右も左もわからず、C言語ならちょっとわかるようになってきたというレベルでした。

そんな僕は大学の情報系のサークルに所属していました。
このサークルでは1年後の大学の文化祭になんらかの作品を1年生だけで作り、発表するというのが恒例になっています。

チームでの開発に挑戦してみたかった僕はリーダーとして参加することにしました。
サークル内からメンバーを募り結果的に僕を含めて6人のメンバーが集まりました。

僕たちは作るものを決めるため、アイデア出しをはじめました。

アイデア出し期

そんなわけで12月ごろからアイデア出しをはじめたわけですがこのアイデア出しの時点ですでにいくつかの失敗をしました。

当初の話し合いは盛り上がり、人工知能やVRゲーム、画像処理などアイデア自体はたくさん出ました。

ですが、各自のやりたいこと、開発のしやすさ、開発する意義、何を優先するべきかわからず、作るものを決め切ることがなかなかできませんでした。

全員がなかなか集まれないといった事情などもあり、話し合いは数カ月にわたり、4月を迎えました。

結果的にほぼ僕のゴリ押しでウェブアプリを作ることになりました。

何を失敗したのか

時間をかけすぎた

僕たちの場合は開発ができる期間の約半分が話し合いに費やされてしまいました。

アイデアを話すだけの時間で数ヶ月過ごしてもほぼ無駄です。
技術的な成長はほとんどありません。

確かに作るものは大切です。
ですが、初心者の集まりにどんなものが作りやすいかとかわかるわけがありません。

作るものにこだわらず作り始めることが大事だったと思います。

そうすれば、自分たちのいま持っている力や足りないものがわかるようになってきて、少しずつ成長していき、荒削りのアイデアももっと良くなっていきます。

とにかく手を動かすことがすごく大事です。

チームのみんなで手を動かせば、かって口も動いて進展があると思います。

難しいアイデアにびびってしまった

今回のチーム開発はなんでも作ることができます。人工知能でもVRゲームでも3DCGでもそれこそハード系のものを作ってもいいわけです。

そんな中で僕は一般的なウェブアプリにアイデアを決めてしまいました。

なぜ色々な意見があった中それを受け入れずウェブアプリを作ることにしたのか。

それは僕がビビったからです。

僕はこのチーム開発を絶対に完成させたいと意気込んでいました。
しかし、話し合いをしているうちに、こんな初心者の集まりでこんな難しそうなものが作れるのか、とんでもなくしんどい目にあうんじゃないか、みんな諦めてやめていってしまうんじゃないかとそんな気持ちが湧いてきました。

失敗を恐れて消極的な考えを持ってしまったのです。

成功させるためにウェブアプリに絶対したいと思ってしまいました。(決してウェブアプリを作ることが悪いわけではないです)

ウェブアプリならたくさんの資料がネットにあるしみんな作りやすいだろう、ウェブアプリを作る経験はみんなのためになるだろうと、ウェブアプリにみんなを誘導してしまいました。

大学生だし、みんなもっと挑戦がしたかったのかもしれません。
この時点でみんなで作りたいものではなく、僕が作らせたいものになってしまいました。
この頃から僕の中でみんなやる気がない、俺だけが頑張っているという気持ちが湧いてきました。

リーダーがやりたいことをみんなにぶつけて同意形成してから始めるのはいいと思いますが、リーダーがやらせたいことをやらせようとして、他の意見を受け入れる姿勢を失うとよくありません。
気をつけましょう。

みんなで話ができなかった

もちろん話し合いは定期的にしていました。
ですが、僕の思い、それぞれの思い、これをみんなで話をすることができませんでした。

恥ずかしかったのもあるし、心を開いて相談できるほどみんなを信頼することができませんでした。

そういう話がしやすい環境にすることもできませんでした。
なんだか仕事で話すみたいに業務的な話し合いをいつもしているだけでした。

いまだに当時のみんながどんなことを思って話していたのかわかりません。

思っていることをみんなが言える環境じゃないと、作りたいもの、何を勉強したいのか、思っている不満、何もみんなで共有することができません。

そんな環境では誰もどの方向に進んでいけばいいかわかりません。
ただ漂流することになってしまいます。

そうならないためにみんなが話しやすい環境をリーダーが率先して作っていくのが大事だと思います。

まとめ

  • 何もわからないなら手を動かしながら話し合いを進めていく
  • やりたいことをやろう、失敗を恐れたり気を使って縮こまってもあんまりいいことない
  • みんな本音で語ろう、そういう環境を作るのがリーダーの大事な役目

あとがき

今回はアイデア出しまでの話を書きました。
この続きはまた書きます。

まだまだ失敗はありますのでぜひ楽しみにしていてください!

読んでいただきありがとうございました!

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