概要
- 本記事はZoomのMeeting SDKとVideo SDKの違いについて解説します。
- そもそもZoomのSDKって何?という方はQiita Zineのこちらの記事をお読みください。
- 細かい仕様の違いについてはこちらのZoomサポート記事をご確認ください。
Meeting SDK
- ZoomのMeeting SDKを用いて、アプリやウェブサービスの中にZoom Meeting(もしくはZoom Webinars)を埋め込むことができます。
- Zoom MeetingやZoom Webinarsと互換性があるので通常のZoomクライアントアプリと接続することも可能です。
- UI/UXのカスタマイズはほとんどできません、そのぶん簡単に組み込めます。
- チャット、ブレイクアウトルーム、クラウド録画など通常のZoom MeetingやZoom Webinarsで提供されている機能の大半がご利用いただけます。
- 社内利用(Zoom Meeting/Webinarsの 参加者全員が契約企業に所属している場合 )であれば有償のZoomライセンスのご契約があればご利用いただけます。無償ライセンスでの動作は保証していません。
- 第三者利用(Zoom Meeting/Webinarsの ホストまたは参加者が契約企業に所属していない場合 )になる場合、Zoom ISVパートナープラグラムに参加頂くか、Zoom App Marketplaceにご登録いただく必要があります。
- Native Meeting SDKではAndroid, iOS, Windows, MacのMeeting SDKが提供されています。
- フレームワークではElectronとIonicのWrapperを提供していますがWindows, MacのNative Meeting SDKの利用を推奨しています。
- Web Meeting SDKはChrome, Safariなどデスクトップとモバイルの主要ブラウザをサポートしてます。
- 詳細はこちらのドキュメントでご確認ください。
Video SDK
- Zoom Video SDKでアプリやウェブサービスにビデオ通話の機能を埋め込むことができます。
- インフラはZoomなので高品質かつ高い信頼性が担保されていますが、通常のZoom MeetingやZoom Webinarsとは互換性がありません(接続できません)。
- 標準のUI/UXが提供されません。画面レイアウトなどをゼロから設計する必要があります。ただしJumpstartでWeb SDKにはひな形を提供するするようになりました。
- チャットやブレイクアウトルームなど、ビデオ通話以外の機能は原則的に提供されません。ただしクラウド録画は提供されるようになりました。
- 社内利用/第三者利用ともにZoomのウェブサイトでサインアップしてクレジットカードをご登録いただくだけで、月に1万分までは無料でご利用いただけます。1万分以降は従量課金で有料になります。
- Native Video SDKではAndroid, iOS, Windows, MacのVideo SDKが提供されています。
- フレームワークではAndroidとiOSでReact NativeのWrapperを提供しています。
- Web Video SDKはChrome, Safariなどデスクトップとモバイルの主要ブラウザをサポートしてます。
- 詳細はこちらのドキュメントでご確認ください。