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AWS認定12冠してから1年間の振り返り

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はじめに

こちらの方の記事を拝見し、そういえば12冠取った後の振り返りをしていないことを思い出しました。

2024 Japan AWS All Certifications Engineersの募集が始まったというお知らせがあり、12冠してからちょうど1年間にもなるのでこの間で私の身に起こったことを良し悪し問わず書いてみたいと思います。

もし、現在全冠を目指している方がいましたら参考にしていただければ幸いです。

資格一覧

取得した資格を合格日の降順で並べたのが以下です。
(今AWS資格のサイトを見たらデザインが大きく変わって驚きました。下記はデザイン変更前に取った画像を貼り付けています。)

AWS資格一覧.jpeg

AWS資格としてはじめて取得したのはAWS Solutions Architect Associateでした。
2020/03/22のなのでおおよそ4年前になります。

AWS Developer Associate合格から次の資格まで9か月の期間が空いています。
これは当時のツイートにも書いているように転職活動をしていたのと仕事がかなり忙しく、勉強する時間が取れなかったためです。
ただ、それ以外は定期的(平均3か月?)に取得することができてよかったです。

私のバックエンド

さて、これから12冠してから私の周りで起こったことを記載していきたいと思いますが、所属会社やポジション、ポテンシャルによって起こることはさまざまだと思います。
これから12冠を目指している方の参考となるように私のバックグラウンドを簡単に記載します。

2013年から下請けSIerとしてエンジニアとして要件定義から運用まで幅広く働いています。
インフラ側は経験なく、アプリケーション側、サーバ側ばかりやっています。

AWS(クラウド)にはおおよそ5年前に参画したプロジェクトで出会いました。
そのプロジェクトでAWSを使っている部分はほんの一部で、触ったサービスとしてはS3、Lambdaぐらいでした。
使い方も簡単なもので、S3に格納されているCSVファイルをLambdaで加工して、オンプレサーバにアップロードする程度でした。

ただ、このプロジェクトでAWSの素晴らしさを知ることができ、資格取得の動機となりました。
資格を取る前の段階ではAWSにはあまり深く触れておらず、オンプレで頑張っていた次第です。

次項から12冠取得してよかったこと、わるかった(マイナスに働いた)ことについて記載します。

よかったこと

社内で初の12冠達成した

資格を勉強し始めた当時、社内のAWS資格取得者は多くなく、最高でもSSAでした。
また、現在はAWS資格取得を推進していますが、当時はそのようなお触れは出ていませんでした(IPA取れはありましたが)。

このような状況で12冠を達成した場合、社内での評価は上がると思いますし、AWSに興味を持ってもらうきっかけにもなると思います。
12冠を目指す前、私はこんなことを考えていたと思います。

結果として、念願の初12冠になることができ、AWSに興味を持ってくださるかたも増えたような気がします。

昇進できた

去年10月に昇進をすることができました。
面談の際、仕事に対して大きく評価をいただいたことが理由の1つです。
12冠したということがこれに影響していることは明言していただけませんでしたが、上の方に良い評価があったことは確かだと思います。

部内AWSアカウントの運用担当になった

部員のAWS技術力強化が部の方針の1つとなり、それに伴い部内用のAWSアカウントを開設しました。
AWS環境を自由に使っていただき、技術を磨いてもらうことが目的です。
AWSアカウントのセキュリティに関することやAWSアカウントを皆にどのように使用していただくかなどの運用策定について私は担当し、現在も運用を担当しています。

AWSに関する質問を受けるようになった

自他部署の方がAWSのアーキテクチャなどの技術面について、AWS資格について相談をいただく機会が増えました。
今まで培ってきた技術を人の役に立てることができるのはとても嬉しいことだと改めて実感しました。

AWSハンズオン・資格勉強会の講師を担当することになった

部内ではAWS案件を取得していくことが目標の1つとなっています。
案件を取るには技術力を顧客にアピールすることが必要で、部員のAWS技術の強化が急務になりました。
このような背景から、上長から部員にAWSに関して教える講師をしてくれないかと依頼されました。
私は二つ返事でそれに答えました。
理由は大きく3つあります。

1つ目は、自分の技術が人の役に立つことができるからです。
過去AWS以外でもそのような経験はいくつかありましたが、勉強会の場合、長時間、長期間そしてより密接に技術を教えることができます。
教えられる人の成長も間近で見ることができるのでそれを実感した時の充実感も大きいと判断しました。

2つ目は、私が培ってきた技術をアウトプットできる機会をいただけたからです。
Qiita記事などを読まれている方は実感していると思いますが、アウトプットはとても大事なことです。
そのような機会を定期的にいただけるのは私の成長のためにも非常に重要だと思い依頼を承諾させていただきました。

3つ目は、部の業績に大きく影響する立場になれるからです。
部員のAWS技術を伸ばすことでAWSの案件が取りやすくなります。
案件を取ることで部の業績が伸びます。(案件が失敗しないことが前提ですが)
私が頑張ることの影響度が部に対して大きくなり、私はそれを大きく実感できるようになります。

AWSに深く関われる案件に配属された

これが私に取って一番嬉しいことでした。
というのも、AWS12冠を目指している中、私は当時のAWSに触れることができないプロジェクトに対して不満を感じており、その不満を結構前から上長に訴えていました。
12冠を取ったからなのかわかりませんが、去年4月からバリバリAWSに関わる案件に配属されました。現在進行形で頑張っている状況です。
この案件にとっていただいた営業の方、上長、そして、当時のプロジェクトを引き継いていただいた部員に感謝します。

わるかったこと

12冠してもAWS All Certifications Engineersになれなかった

AWS All Certifications Engineersを目指している方は注意すべき項目です。
まず、12冠を取得しても毎年AWSから広報されるAWS All Certifications Engineersになることはできません。
下記応募クライテリアにあるように期日内に12冠を達成し、申請をする必要があります。

私の場合、期日までに12冠をとっていましたが、下記募集条件を満たしていませんでした。

サービスパスおよびトレーニングパスで AWS セレクトティア以上のパートナー、もしくは、
ソフトウェアパス Confirmed ステージ以上のパートナーに所属しているエンジニア。

まず、12冠を取得してもAWSのAPNパートナーでなければAWS All Certifications Engineersにはなれません。
そして、APNパートナーであってもAWSサービスパートナーティアがセレクトティア以上でなければAWS All Certifications Engineersにはなれません。

弊社はその当時APNパートナーでしたが、ティアがセレクトティア未満でした。
そのため、12冠してもAWS All Certifications Engineersに申請する権利がありませんでした。
12冠するまでに3年間あったのにこれに気が付かなかったのは恥ずかしかったですし、悔しい思いがあります。

ただ、12冠によって得たメリットはこのことを大きく上回っているので精神的ダメージは少ないです。
また、このことにより弊社のAWSサービスパートナーティアをセレクトティアに上げようという活動が始まり、私もそれに参加できるようになったのはよかったことだと思います。
営業関連にも触れることができるのでとても勉強になっています。

劣等感を感じる

この記事を書くきっかけとなった記事の方も述べていましたが、12冠しても周りにはより上の方々がたくさんいます。
私の場合、AWSやJAWS-UGのイベントに参加した時や実際に仕事をしている時など多々感じます。

ただ、それがもっと頑張ろうというモチベーションにもなるのも多々ありましたので一概に悪かったとはいえません。

さいごに

AWS All Certifications Engineersを目指している方はまずご自身の会社のAPNサービスティアを確認してください!!
セレクトティア以上であれば安心して12冠を目指してください。
セレクトティア未満であれば、私の記事や他の方の記事のメリットデメリットを参考に12冠を目指すかどうかを判断してみてください。
私はAWS All Certifications Engineersに申請することはできませんでしたが、今こうして比較するとよかったことの方が多く、とってよかったと改めて思いました。

読んでいただきどうもありがとうございました!

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