概要
VPCとサブネットはどちらもネットワークを表します(ここでネットワークとはお互いに通信可能なサーバーの集合を表す).
なので両方共CIDR表記を用いて定義できます.
CIDR表記
CIDR表記とは、IPアドレスの範囲を表すもので、10.10.1.0/16というようなもので、IPv4アドレス/二桁の数字という形式を取ります.
10.10.1.0/16は10.10.1.0~10.10.255.255のIPアドレス範囲を意味します.
これを理解するにはまず前半部のIPv410.10.1.0を2進数に変換します.
10.10.1.0/16を2進数に変換すると、
00001010.00001010.00000001.00000000と全部で32桁となります.
スラッシュ部の16が何を示しているかというと
「10.10.1.0から始まる上から16桁分が同じIPアドレス」
というふうにIPアドレスの集合の大きさを決めています.
(例)
-
10.10.1.0/25:10.10.1.0 ~ 10.10.1.127 -
10.10.1.128/25:10.10.1.128 ~ 10.10.1.255
VPCとサブネットの違い
VPCとサブネットの違いは、「VPCの中にサブネットが存在する」という関係にすぎません.
またVPCはアベイラビリティーゾーンを超えて作成できますが、サブネットはアベイラビリティーゾーンを超えることができません.
VPC及びサブネットの作り方