上記の理由でDocker Desktopが使えなくなったのでこの際にRancher Desktopに乗り換えました。
Rancher Desktopは、Kubernetesクラスタのローカル開発を容易にするための高機能ツールとして人気を集めています。
この中でも、スナップショット機能は、開発やテストの効率を向上させるための最新の機能です。この記事では、この機能の特徴や利用シーン、使用時の注意点について解説します。
スナップショット機能の主要特徴
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現在の状態の保存
Rancher Desktopのスナップショット機能は、バーチャル機能を使用して現在の構成や設定を保存することができます。これにより、後日任意の時点に帰すことが可能です。 -
保存した状態の復元
保存したスナップショットを復元することで、定義した開発環境に返すことができます。テストや構成調整時の便利な機能です。 -
スナップショットの管理
GUI上での作成、復元、削除の操作が簡単に行えます。また、CLIを使用した操作も可能です。
利用シーン
テスト環境のリセット
データベースマイグレーションのテストによく使用されます。スナップショットを活用して、スムーズな構成変更に対応することが可能です。
開発環境のバックアップ
お気に入りのHelmアプリやDocker拡張機能をインストールした状態を保存しておけば、リセット後に容易に復元できます。
以下のようにスナップショットが取得できます。イメージ・コンテイナーの復元が簡単に管理
注意点
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実験的機能であること
Rancher Desktopのスナップショット機能は実験的なステータスにあるため、不安定な動作をする場合があります。 -
ディレクトリの保存場所
スナップショットは以下のディレクトリに保存されます。これを見失うことなく利用しましょう。- macOS:
~/Library/Application\ Support/rancher-desktop/snapshots
- Linux:
~/.local/share/rancher-desktop/snapshots
- Windows:
%LOCALAPPDATA%\rancher-desktop\snapshots
- macOS:
結論
Rancher Desktopのスナップショット機能は、テスト環境や開発構成の効率化を目指した実験的な機能です。
試行錯誤が繰り返されるシーンで完璧に復元することで、開発・テストの流れを分断せず、スムーズな履歴を絶やしません。