Webアプリケーションの設計において、「3層構成(3-Tier Architecture)」は基本的かつ強力なアーキテクチャパターンです。AWSを使えば、この構成をスケーラブルかつ高可用性で簡単に実現できます。
✅ Web3層構成の基本
Web3層構成は、以下の3つの層で構成されます:
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プレゼンテーション層(フロントエンド)
- ユーザーからのリクエストを受け付ける
- 例:Amazon API Gateway、Amazon CloudFront、ALB
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アプリケーション層(ビジネスロジック)
- プログラムやロジックを実行
- 例:AWS Lambda、Amazon ECS/Fargate、EC2
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データ層(ストレージ)
- データの保存・取得を担当
- 例:Amazon RDS、Amazon DynamoDB、Amazon S3
🧩 代表的な構成例(サーバーレス)
- API Gateway(リクエスト受付)
- AWS Lambda(Javaなどのアプリ実行)
- Amazon DynamoDB(Key-Value型データ保存)
この構成は、自動スケーリング・高可用性・低運用負荷を実現し、不定期・突発的なアクセスにも強いのが特徴です。
🎯 メリットまとめ
- スケーラブルで柔軟
- 各層の独立性が高くメンテナンスしやすい
- コスト効率が良い(使った分だけ課金)
- 高可用性(マルチAZ)
AWSでのWeb3層構成は、モダンなWebアプリのベストプラクティス。要件に応じてEC2ベースにも、サーバーレス構成にも柔軟に選べるのが魅力です。