最新版のAndroid Studioへアップデートした後で不具合が発覚するなどした際に、その対処法として下位のバージョンを使うための方法を紹介します。
今回は例としてバージョン4.2.1から4.1.3へ戻す方法を取り上げます。
また、Android Studioのダウングレードに伴いkotlinのバージョンも1.5.10から1.4.32に下げています。
Android Studioのアーカイブページへアクセス
まずhttps://developer.android.com/studio/archive.html にアクセスします。
利用規約を読み、ページ下部の「ライセンス契約に同意する」を選択してください。
過去のバージョンをダウンロード
過去のバージョン(アーカイブ)一覧が表示されるので、その中からダウンロードしたいものを選択します(今回は「Android Studio 4.1.3」)。
そうするとzipファイルがダウンロードが開始されるので、ダウンロードが終わったらzipファイルを任意のディレクトリに配置し、解凍してください。
ダウンロードしたAndroid Studioを起動
「ルートフォルダ(zipファイルと同じ名前) > android studio > bin」にある「studio64.exe」を選択してください。
ダウンロードしたAndroid Studioが起動します。
バージョン確認
プロジェクトを選択し、「Help > about」からバージョンを確認してください。(アーカイブページで選択したバージョンになっていればOKです)
gradleの修正
最後にプロジェクトレベルの「build.gradle」を修正します。
今回は以下のようにしています。
buildscript {
ext.kotlin_version = '1.5.10'
↓
ext.kotlin_version = '1.4.32'
...省略...
dependencies {
classpath 'com.android.tools.build:gradle:4.2.1'
↓
classpath 'com.android.tools.build:gradle:4.1.3'
...省略...
}
}
上記の「build.gradle」の修正を同期してビルドできれば完了です。