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WACATE2016冬の各セッション三行ふりかぶり

Last updated at Posted at 2016-12-19

WACATE'16冬に行ってきました。
もう若手とは言えない年齢での初参加。
もっと前から行っておけばよかったというのが終わった後の率直な感想です。
それくらい有意義で楽しい時間が過ごせました。

2日間で行われた各セッションについてそれぞれ3行でふりかぶりたいと思います。
これを読んだソフトウェアテスト界隈にいる真の若手(特にうちの会社の若手)が行きたくなってくれればうれしいです。
各セクションにキーワードを抜き出しておいたので知らない人は調べてみるとよいかと思います。

と、その前にhc_isobeさんのこちらのレポートを先に読んでおくと全体の雰囲気つかみやすいと思います。
WACATE2016 冬 技術以外のレポート


1日目

オープニングセッション(10:00-10:30)

このワークショップの目的、流れ、心構えなどを初参加の人間にもわかりやすく説明してくれた。
ツボを押さえた案内で、開始早々すんなりWACATEの空気に溶け込めた。
もう20回近く開催されているからだろうか運営の安定感がハンパない。

ポジペで自己紹介セッション(10:30-11:30)

申し込み時に提出したポジションペーパーを使って班内で自己紹介。
名前だけは知ってたって人にもちらほら会えて嬉しい。
赤いテスト会社さん、青いテスト会社さんの人たちに囲まれ自然とニヤけてしまう水色のテスト会社の私。

昼食(11:30-12:30)

海の幸をふんだんに使った海鮮丼。
とても美味しかったが私には量が足りなかったので近くのセブンでドーナツとあげぽよを買って食べた。
海鮮丼にはキュウリが入っているので私と同じ全国2000万人のキュウリ嫌いの人は要注意。

テストプロセス(12:30-13:30 スライド&ワーク)

テストのプロセスをカレー作りのプロセスに例えての説明。
私も新人さんにテストプロセスを説明する時、崎陽軒の弁当作りに例えた事を思い出した。
さんざん理解しているつもりでいても、じゃあPFD書きましょうというワークでペンが止まる自分が情けない。

明日をはばたく若手のための一押しキーワード: PFD ※PDFじゃない

見積もり入門(12:40-15:10 スライド&ワーク)

属人化とか非説明性に対して何かしら手は打ちたいと思っていた分野。
悲しいかな我が社でも多少の中間ファイルはあるもののまだまだ見積もりはKKD法(勘・経験・度胸)がスタンダードである。
これを機にワークで使ったFP(ファンクションポイント)法を導入してみることを決心。

明日をはばたく若手のための一押しキーワード: FP(ファンクションポイント)法、パラメトリクス法

テスト分析(15:30:-17:00 スライド&ワーク)

この辺はさすがに業務直結、ワーク上等。
おみくじシステムとか機密情報検索システムとかテストベースが凝っていて楽しかった。
そしてやっぱり困った時のマインドマップはなんだかんだで有用なんですね。

明日をはばたく若手のための一押しキーワード: 三色ボールペンのテスト分析、マインドマップ

自由時間(17:15-19:00)

温泉入ったり。
みなさんのポジションペーパー見たり。
ラジバンダリ。

夕食(19:00-21:00)

豪華だし美味い。
合間のおはがきコーナーは水曜どうでしょう好きの私にはたまらない演出。
抽選会でファンクションポイントの書籍が当たってめちゃくちゃうれしくてうれしかった。

分科会(21:30-23:00)

私は転・・・キャリア形成をテーマにしたグループに小一時間参加。
ここ1、2ヶ月自分のキャリアについていろいろ考えていた私にはタイムリーなテーマだった。
この時点で既にある程度答えは出ていたが、この時間を通じてそれがより確かなものになった。

深夜の分科会(23:00〜??)

おじさんは眠かったので部屋に帰って就寝。
近場の人たちにヒアリングした結果たいていの人は0:00くらいで切り上げたようだ。
Twitterを見ると何名かは3:00とかまで起きてたみたい。

2日目

朝食(07:00-09:00の好きな時間)

ホテルビュッフェ形式で朝から大満足大満腹。
昼食はカレーだよって言われているのに朝からカレーを食べる。
朝カレーという都市伝説もあることだし良しとした。

BPPセッション(09:00-09:30)

前回のWACATEでBestPositionPaper賞を受賞した方が担当するセッション。
WACATEの「A」はAccelerating、すなわち加速ということ。
ご自身がどう加速してきたかをたんたんとした語り口で説明するも内容は熱量の高いセッションだった。

明日をはばたく若手のための一押しキーワード: CCPM×折り紙

問題をとらえよう(09:30-10:10 スライド&ワーク)

いま困っている事をペアで説明し合うワークが面白かった。
問題の本質をあぶり出す引き出しが増えた気がする。
昔JaSSTで買ったのにぜんぜん実践していないSaPID本をもう一度読み直そう。

明日をはばたく若手のための一押しキーワード: SaPID、知恵の車座

忘れた頃にやってくるテスト技法(10:20-11:50 スライド&ワーク)

組合せテストのレギュラーメンバー(ディシジョンテーブル、ペアワイズ、直交表)をワークで作成。
これは理解したら一度手を動かして作ってみるべき。
今回のワークを通してやっと自分も人に説明できるくらいに理解できたと感じた。

明日をはばたく若手のための一押しキーワード:
テストの爆発、因子、水準、有則・無則・禁則、オールペア法、直交表

昼食(11:50-12:50)

3種のカレーの食べ放題という夢のようなランチ。
しかも全部が美味いという。
午後の睡魔を覚悟しておかわり決行。

伝わる報告書への第一歩(12:50-13:40 スライド&ワーク)

なかなか体系立てて説明することのできない報告書の作成の仕方についてのワーク。
ワークは「この報告書をレビューしてください」という内容で、絶妙な感じに至らない文章が書かれた報告書が配られる。
いい感じにイラっとくる内容でレビューしがいがあった。

明日をはばたく若手のための一押しキーワード: 事実・推測・意見をわけて整理しましょう

僕らの僕らによる僕らのためのBOK等の解説(13:55-14:55 スライド&ワーク)

SWEBOK, SQuBOK, PMBOKの内容を40分で説明するという高難度なセッション。
個人的にはこれ本にしたらお金をとれるんじゃないかというくらいサマれていたと思う。
ワークも用意されていて自分のキャリアビジョンについても再認識できた。

明日をはばたく若手のための一押しキーワード: 形式手法、数学から逃げるな

招待講演(15:00-16:00)

もう題名から秀逸。
「シン・テストエンジニアのキャリアについて:急(Q)~ 「急(Q)」を求める中で、トライしたこと ~」
内容は、、、ぜったいに話せない。

明日をはばたく若手のための一押しキーワード: とりあえず落ち着け、ポジバカ

クロージングセッション(16:05-16:15)

ポジションペーパーの表彰式。
私も次はもっとちゃんと書いてこよう。
エンドロールみて記念撮影してちょっと名残惜しい感じで解散。

解散後

会社にお土産買って駅まで徒歩10分。
始発の次の駅だから座って帰られる。
思ったより早く帰宅できたから息子も起きてて少し遊べて幸せだった。


以上、WACATE2016冬のふりかぶりでした。
土日をつぶしてもお釣りが来るくらい価値のあるイベントでした。
実行委員の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。

こういった外部交流系のワークショップは今の自分が何が出来て何が出来ないのかを知る”ものさし”として非常に有用だと思います。
最初は気後れしてしまう人もいるかもしれませんが、意外と話についていけたりするもので、それがまた自信につながったりします。
思い切って飛び込めばきっと良いお土産を持って帰れると思います。

次回のWACATE2017夏は6月17、18日に開催予定だそうです。
よっぽど遠いテーマでない限り私も参加する予定です:neutral_face:
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