今年の4月で社会人3年目になるエンジニアです。
この2年間で40冊前後の技術書を読んできました。
(もちろん軽くなぞっただけの本も頭数に含まれています)
せっかくなので特に勉強になった本を紹介します。
新人エンジニアの参考になれば嬉しいです。
1.ソフトウェアアーキテクチャの基礎 ―エンジニアリングに基づく体系的アプローチ
各論的な技術の解説書ではなく、アーキテクチャという巨視的観点について記された書籍です。
いち開発者から、より高い視座を持ったアーキテクトに進化させてくれるでしょう。
単なる作業要員ではなく、プロダクトの技術的方向性や開発プロセスの選定といった意思決定を根拠を持って行えるようになるため、組織内でのプレゼンス向上につながると思います。
2.AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説
AWS認定の最上位「SAP」の参考書です。
SAPの日本語書籍はこの他にもう一冊あったかと思いますが、私はこの本をお勧めします。
その理由は、「試験ガイド(AWSが提供する試験要綱)に非常に忠実であるから」です。
(書籍の構成自体が、試験ガイドの構成をなぞったものになっています)
公式の試験要綱を分析し、学習することは全ての資格試験の基礎です。
試験要綱という地図を持たずして、合格というゴールにたどり着くことは至難の業なのです。
この本はそういった試験への向き合い方を非常に「分かっている」本であり、今後一生役に立つ「資格試験の取り組み方」も学ぶことができる優れた参考書です。
3.Kaggleで勝つデータ分析の技術
世界最大のデータ分析コンペ「Kaggle」の入門書です。
データ分析の流れ、一般的な分析手法、Tipsやテクニックなどが網羅的に記されています。
そのためKagglerだけでなく、データ分析に興味のある全ての方にお勧めです。
また書籍の構成が整然としており、初めてデータ分析を学ぶ人でもとても分かりやすく記載されています。
まずデータ分析の全体像を示し、その後に具体的な方法論を説明しています。
このような「抽象→具体」は、新しい知識をキャッチアップする際にも有効でしょう。
新しい技術の概要や全体像を学び、その後に具体的な仕様の理解を深めるという学習プロセスについても改めて意識しながら読んでみてください。