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OGSMによる要件定義

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ここでは要件定義のための手法の一つであるOGSMを紹介します。

OGSMとは

OGSMはObjective, Goals, Strategies, Measuresの略でビジネスの構造をモデル化し、機能、特徴、ビジネス領域を分析するモデル手法のひとつです。何をしたくてそのためにどうするのかを分析する手法になります。
まず、広い意味での目的(Objective)があって、その達成のためには満たさなければならない具体的で確固とした実測可能な目標(Goals)を設定し、その目標のための行動がぶれないための戦略(Strategies)を決定し、成果を実測するための基準(Measures)を定義するのが特徴です。

目的(Objective)

目的は現在の状況を打破する高みを目指すものである必要があります。
意味が明快で解釈に意見がわかれないような、組織の指針となるものであるのが望ましいものです。

目標(Goals)

目標は目的の達成のために設定される具体的な到達点です。
目標は絶対に詳細がなければなりません。いつまでにどれだけのユーザーを獲得するなどの、目標達成までの距離が簡単に測定できるものでなければなりません。
そして一つの目標は一つの成果を実測するための指針だけしか持ってはいけません。2つの指針がある場合は2つの目標に分けて設定することが必要です。

戦略(Strategies)

目標達成のために行うべきことを決定することです。指標を満たすために何に注力するのか、手段はそのために最善と思われるならどのようなものでも構いません。できるかぎり柔軟であることが求められます。

基準(Measures)

目標の達成度合を測るための実数のあるベンチマークが設定されなければなりません。これは戦略が正しく機能できているかの判断基準にもなります。

図解

OGSM.png

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