はじめに
Docker上で動作するLaravelを、AWS上で動作させるよう試した。
しかしながら動作せず。
docker-compose.ymlをいかにECSに対応させるか考慮しなければならなかったがその視点が抜け落ちていた。
ChatGPTで確認しながら行ったが、AWSの知識不足で対応できない。
ただECSまでのセットはしたので、そのあたりは忘れぬよう備忘記録として残す。
(確認しながら行ったのを整理して記載しているだけ)
全体の流れ
AWS ECSでのLaravelアプリケーションのデプロイ手順
LaravelアプリケーションをAWS上で動かすための手順を説明します。まず、AWS上でDockerコンテナをホストする方法として、AWS Elastic Container Service (ECS) が一般的です。以下は、LaravelアプリケーションをAWS ECSで動かすための大まかな手順です。
-
IAMロール作成
- ECSが使用するためのIAMロールを作成しておく必要があります。
-
Elastic Container Registry (ECR)にDockerイメージをプッシュする
- AWSにログインし、ECRを開きます。
- 新しいリポジトリを作成します。
- 作成したリポジトリのURIをメモしておきます。
- Dockerイメージをビルドし、ECRリポジトリにプッシュします。
-
Elastic Container Service (ECS) クラスターのセットアップ
- ECSを開き、「クラスターの作成」を選択します。
- 必要に応じて、EC2インスタンスタイプやその他の設定を指定します。
- クラスターを作成します。
-
タスク定義の作成
- ECSの「タスク定義」で「新しいタスク定義の作成」を選択します。
- 使用するDockerイメージ(ECRのリポジトリURI)を指定します。
- 必要に応じて、環境変数、ポートマッピングなどの設定を行います。
-
サービスの作成
- ECSクラスターで「サービスの作成」を選択します。
- 作成したタスク定義を選択し、サービス名と必要な数のタスクの数を指定します。
- ネットワークとセキュリティグループの設定を行います。
-
ロードバランサーの設定(オプショナル)
- 高可用性を目指す場合は、Elastic Load Balancing (ELB) を設定することを検討します。
- ELBを設定し、作成したECSサービスに関連付けます。
-
RDSの設定(オプショナル)
- データベースが必要な場合は、Amazon RDSを設定して、ECSタスクからアクセスできるようにします。
-
アプリケーションのデプロイ
- 以上の設定を完了したら、ECSサービスを開始します。
- デプロイが成功したら、指定したURLまたはロードバランサー経由でアプリケーションにアクセスできます。
注意点
- セキュリティ: セキュリティグループやIAMロールなど、AWSのセキュリティ設定に注意してください。
- コスト管理: AWSのサービスは使用量に応じて課金されますので、コスト管理にも注意が必要です。
用語の理解
-
Elastic Container Registry (ECR)について
- 保管場所: ECRはDockerイメージを保管するためのサービス。これはDocker Hubのようなプライベートなレジストリと考えることができる。
- イメージの作成: Dockerイメージはローカルでビルドして作成し、その後ECRにプッシュします。
-
Elastic Container Service (ECS) クラスターのセットアップについて
-
クラスターの役割: クラスターは、コンテナ化されたアプリケーションを動かすための環境を提供します。これは、
docker-compose up -d
のように、複数のコンテナを一緒に起動させることができる環境と考えることができますが、より大規模で分散された環境で動作します。 - インスタンスの種類: クラスターを作成する際に、EC2インスタンスまたはAWS Fargateを使用するか選択します。EC2では物理的なサーバーインスタンスを使い、Fargateではサーバーレスの環境を提供します。
-
クラスターの役割: クラスターは、コンテナ化されたアプリケーションを動かすための環境を提供します。これは、
-
タスク定義について
- タスク定義の役割: タスク定義では、ECSで実行されるコンテナの詳細設定を行います。これには使用するDockerイメージ、必要なリソース(CPUやメモリ)、環境変数、ネットワーキング設定などが含まれます。
-
サービスの作成について
- サービスの役割: サービスは、タスク定義に基づいて特定の数のタスク(コンテナインスタンス)を継続的に実行するための構成です。これにより、アプリケーションの可用性とスケールを管理できます。
- 設定内容: サービスを作成する際には、タスクの数(同時に実行するコンテナの数)、ネットワーク設定、ロードバランサーの使用有無などを設定します。
これらのステップを経て、AWS上で安定してスケーラブルなコンテナ化されたアプリケーションを運用することが可能になります。
タスク定義とサービス作成の違い
タスク定義とサービスの作成は、ECS(Elastic Container Service)でのアプリケーションデプロイにおいて異なる役割を担っていますが、確かに表面的には似ているように見えるかもしれません。これらの違いをより明確に理解するために、それぞれの目的と機能について説明します。
タスク定義
- 役割: タスク定義は、ECSにおいて実行するコンテナの"設計図"のようなものです。この中で、どのDockerイメージを使用するか、コンテナに必要なリソース(CPU、メモリ)はどれくらいか、どのような環境変数やログ設定を使用するかなど、コンテナの具体的な仕様を定義します。
- 目的: タスク定義は、単一のコンテナまたは複数の関連するコンテナの設定を指定することに集中しています。例えば、ウェブアプリケーションとデータベースのコンテナを一緒にグルーピングすることができます。
サービスの作成
- 役割: サービスは、タスク定義に基づいて作成されたタスクの管理と運用を担います。サービスはタスク定義を使用して、特定の数のタスク(コンテナインスタンス)を継続的に実行し、必要に応じてそれらをスケールアップまたはスケールダウンします。
- 目的: サービスはアプリケーションの可用性を維持し、トラフィックの増減に応じてタスクの数を自動的に調整することに重点を置いています。また、アプリケーションの更新や新しいバージョンのロールアウトをスムーズに行うための機能も提供します。
関係性
- タスク定義を使ったサービスの作成: サービスを作成する際には、既存のタスク定義を選択して使用します。サービスはこのタスク定義に基づいて、指定された数のタスクを自動的に起動し、実行中に保ちます。
要するに、タスク定義はコンテナの「何をするか」(仕様)を定義し、サービスはそのコンテナが「どのように運用されるか」(管理・スケール)を定義します。この2つは連携して機能し、ECSでのアプリケーションのデプロイと運用を効果的に行います。
手順
AWS CLI 設定
設定確認
aws configure
を設定した後、その設定が適切に機能しているかどうかを確認するためには、AWS CLIを使用して簡単なコマンドを実行してみるのが一般的です。以下は、その設定をテストするための一連のステップです。
ステップ 1: 設定リストの取得
aws configure list
コマンドを実行して、現在の設定を表示します。これにより、入力したアクセスキー、シークレットキー、リージョン、出力形式が表示されます。
aws configure list
出力例:
Name Value Type Location
---- ----- ---- --------
profile <Not set> None None
access_key ****************K7MD example_key
secret_key ****************7MDf example_secret
region us-west-2 config-file ~/.aws/config
AWS Access Key ID と AWS Secret Access Key の取得:
- AWS Management Console にログインします。
- アカウントのドロップダウンメニュー(画面右上の名前またはアカウント番号が書かれた部分)から [My Security Credentials] を選択します。
- [Users] セクションを開き、該当するIAMユーザーを選択します。
- [Security credentials] タブを開きます。
- [Access keys] セクションで [Create New Access Key] をクリックします。
- 表示された Access Key ID と Secret Access Key をメモします。この Secret Access Key はこの時だけ表示され、後で再表示することはできないため、大切に保管してください。
Default region name の決定:
デフォルトリージョンは、あなたのプロジェクトが使用するAWSサービスが存在するリージョンです。一般的なリージョンコードには us-east-1
(米国東部)、eu-west-1
(アイルランド)、ap-southeast-1
(シンガポール)などがあります。リージョンコードの完全なリストはAWSの公式ドキュメントで確認できます。
Default output format の選択:
CLIの出力フォーマットは、デフォルトで json
に設定されていますが、他にも text
や table
が選べます。最も多くの情報を提供し、他のツールやスクリプトでの処理に適している json
フォーマットが一般的です。
これらの情報を用意したら、ターミナルまたはコマンドプロンプトを開いて aws configure
コマンドを実行し、指示に従って情報を入力していきます。入力例を以下に示します:
IAMロール作成
AWS管理コンソールでIAMロールを作成します。ECSタスクが他のAWSサービスにアクセスするために必要です。
- AWS Management Consoleにログインし、「サービス」から「IAM」を選択します。
- 左側のナビゲーションペインで「ロール」をクリックし、「ロールを作成」を選択します。
- 「ECS」を選択し、「ECSタスク」ロールを選びます。
- ポリシーを添付します。例えば、AmazonEC2ContainerServiceRoleなどです。
- ロールに名前を付けて作成します。
3,4,5
IAMロールの作成は、AWS上のサービスが他のAWSリソースへのアクセスを安全に行えるようにするための重要な手順です。以下は、Amazon ECS タスク用の IAM ロールを作成するためのステップです。
- AWS Management Consoleにログインします。
- IAM (Identity and Access Management) コンソールを開きます。
- 左のナビゲーションパネルで、**「ロール」**を選択します。
- **「ロールを作成」**ボタンをクリックします。
- 「信頼されたエンティティタイプの選択」画面で、**「AWSサービス」を選び、使用するサービス(例: ECS)の「ユースケース」から「Elastic Container Service」**を選択します。ECS タスクロールの場合は、「ECS タスク」を選びます。
- **「次のステップ:アクセス権限」**をクリックします。
- 必要に応じてタスクが使用するサービスへのアクセス権限を持つポリシーを検索して選択します。たとえば、ECS タスクが Amazon S3 バケットにアクセスする必要がある場合は、適切なS3アクセスポリシーを検索して選択します。
- 「次のステップ:タグ」(オプション)で、ロールにタグを付けることができます。これは、管理目的で使用されますが、必須ではありません。
- **「次のステップ:確認」**をクリックします。
- ロールにわかりやすい名前と説明を付けます。例えば、「ecsTaskRole」のような名前です。
- 必要な設定を確認し、**「ロールの作成」**をクリックします。
ロールが作成されると、ECSタスク定義にこのロールを指定できるようになり、タスクがAWSの他のサービスに対して設定されたアクセス権を持って実行されるようになります。
もし具体的なポリシーがわからない場合は、最小限の権限を与えつつも、タスクが正常に実行できるようなマネージドポリシー(AWSが提供するポリシー)を選択することから始めるのが一般的です。必要に応じて、後でポリシーをカスタマイズしてロールに追加することができます。
AWS CLI対応の場合
以下のステップでIAMロールを作成します。タスク実行ロールとタスクロールの二種類があります。タスク実行ロールはAWSサービスがリソースにアクセスするために使用され、タスクロールはタスク内のアプリケーションがAWSサービスにアクセスするために使用されます。
タスク実行ロールの作成:
aws iam --region <リージョン> create-role --role-name ecsExecutionRole --assume-role-policy-document file://ecs-trust-policy.json
ecs-trust-policy.json
は以下のようになります:
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Effect": "Allow",
"Principal": {
"Service": "ecs-tasks.amazonaws.com"
},
"Action": "sts:AssumeRole"
}
]
}
このロールにECSタスク実行ロールポリシーをアタッチします:
aws iam attach-role-policy --role-name ecsExecutionRole --policy-arn arn:aws:iam::aws:policy/service-role/AmazonECSTaskExecutionRolePolicy
タスクロールの作成(任意):
タスクがAWSサービスとやり取りする場合、タスクロールが必要です。
aws iam --region <リージョン> create-role --role-name ecsTaskRole --assume-role-policy-document file://ecs-task-trust-policy.json
ecs-task-trust-policy.json
は以下のようになります:
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Effect": "Allow",
"Principal": {
"Service": "ecs-tasks.amazonaws.com"
},
"Action": "sts:AssumeRole"
}
]
}
タスクロールに適切なポリシーをアタッチします。必要なポリシーは、タスクが必要とするAWSサービスによって異なります。
DockerイメージのECRへのプッシュ
AWS Elastic Container Registry (ECR) にDockerイメージをプッシュするための手順を説明します。このプロセスは、まずAWSのECRリポジトリを作成し、その後、ローカルで作成したDockerイメージをECRにプッシュするというステップから成り立っています。
(1/2)ECRリポジトリの作成
-
AWS Management Consoleにログイン
- AWSのアカウントにログインします。
-
ECRサービスにアクセス
- AWS Management Consoleで「Services」メニューから「Elastic Container Registry」を選択します。
-
新しいリポジトリの作成
- 「Create repository」ボタンをクリックします。
- リポジトリ名を入力し、必要な設定を行います(例: イメージスキャンの有効化など)。
- 「Create」をクリックしてリポジトリを作成します。
-
リポジトリURIのメモ
- 作成したリポジトリのURIをメモしておきます。これは後でDockerイメージをプッシュする際に使用します。
(2/2)DockerイメージのECRへのプッシュ
-
AWS CLIの設定
- AWS CLIがインストールされていることを確認します。インストールされていない場合は、AWSの公式サイトからダウンロードしてインストールします。
- AWS CLIを使用してAWSにログインします。以下のコマンドを使用し、アクセスキーIDとシークレットアクセスキーで認証します。
aws configure
-
Dockerログイン
- ECRにログインするために、以下のコマンドを使用します。これにより、DockerがECRにアクセスできるようになります。
aws ecr get-login-password --region [リージョン名] | docker login --username AWS --password-stdin [リポジトリURI]
-
[リージョン名]
には、ECRリポジトリが存在するリージョンを指定します。 -
[リポジトリURI]
には、先ほどメモしたECRリポジトリのURIを指定します。
- ECRにログインするために、以下のコマンドを使用します。これにより、DockerがECRにアクセスできるようになります。
-
Dockerイメージのビルド
- Dockerイメージをローカルでビルドします。例えば、以下のコマンドを使用します。
docker build -t [イメージ名] .
-
[イメージ名]
には、ビルドするイメージの名前を指定します。
- Dockerイメージをローカルでビルドします。例えば、以下のコマンドを使用します。
-
イメージのタグ付け
- ビルドしたイメージにECRリポジトリのURIをタグとして付けます。
docker tag [イメージ名]:[タグ] [リポジトリURI]:[タグ]
-
[タグ]
には、イメージのバージョンなどを指定します。
- ビルドしたイメージにECRリポジトリのURIをタグとして付けます。
-
イメージのプッシュ
- タグ付けされたイメージをECRにプッシュします。
docker push [リポジトリURI]:[タグ]
- タグ付けされたイメージをECRにプッシュします。
これで、DockerイメージがAWS ECRにプッシュされます。これにより、ECSなど他のAWSサービスからこのイメージを使用することができるようになります。
(3/3)プッシュ後、そのイメージが正常にECRにあるかどうかの確認
はい、AWS Elastic Container Registry (ECR) にDockerイメージをプッシュした後、そのイメージが正常にECRに存在するかどうかを確認するためのコマンドがあります。AWS Command Line Interface (CLI) を使用してこの確認を行うことができます。以下はその手順です。
-
AWS CLIのインストールと設定:
- まず、AWS CLIがインストールされていることを確認します。インストールされていない場合は、AWSの公式サイトからダウンロードしてインストールします。
- AWS CLIを使用してAWSにログインします。コマンドラインから以下のコマンドを実行し、アクセスキーIDとシークレットアクセスキーで認証します。
aws configure
-
ECRリポジトリ内のイメージをリストアップ:
- 次に、以下のコマンドを使用して、特定のECRリポジトリ内のイメージをリストアップします。
aws ecr list-images --repository-name [リポジトリ名]
- このコマンドでは
[リポジトリ名]
に、確認したいECRリポジトリの名前を指定します。
- 次に、以下のコマンドを使用して、特定のECRリポジトリ内のイメージをリストアップします。
-
イメージの詳細情報を取得:
- 特定のイメージの詳細情報を取得するには、以下のコマンドを実行します。
aws ecr describe-images --repository-name [リポジトリ名] --image-ids imageTag=[イメージのタグ]
- ここで
[イメージのタグ]
には、確認したいイメージのタグを指定します。
- 特定のイメージの詳細情報を取得するには、以下のコマンドを実行します。
これらのコマンドを実行することで、ECRにプッシュしたDockerイメージが正常に存在するかどうかを確認できます。また、リポジトリ名やイメージのタグが正確であることを確認してください。
ECSクラスターの設定
クラスターの設定とタスク定義
1.ECSクラスターの作成
ECSクラスターは、コンテナを実行するための論理的な単位です。
- AWS Management Consoleで「ECS」を開きます。
- 「クラスター」セクションで「新しいクラスターの作成」を選択します。
- 「EC2 Linux + Networking」を選択し、「次のステップ」をクリックします。
- 必要な情報(クラスター名、インスタンスタイプ、EBSサイズなど)を入力し、「クラスターの作成」をクリックします。
1.1 クラスターの設定を確認
AWS Elastic Container Service (ECS) でFargateタイプのクラスターやサービスの現在の設定を確認するには、AWS Command Line Interface (CLI) を使用することができます。以下は、Fargateタイプのクラスターとサービスの設定を確認するための主なコマンドです。
-
クラスターのリストを表示:
aws ecs list-clusters
このコマンドは、アカウント内のすべてのクラスターのリストを表示します。
-
特定のクラスターの詳細を取得:
aws ecs describe-clusters --clusters [クラスター名]
ここで
[クラスター名]
には、確認したいクラスターの名前を指定します。このコマンドは、指定したクラスターの詳細情報を提供します。
2.タスク定義の作成
-
AWS Management ConsoleでECSのダッシュボードにアクセスします。
-
「Task Definitions」タブを選択し、「Create new Task Definition」をクリックします。
-
実行したいタスクの起動タイプを選択します(例: EC2またはFargate)。
-
必要なタスクとコンテナの設定を入力します。これには、コンテナイメージ、メモリとCPUの割り当て、必要な場合は環境変数やポートマッピングなどが含まれます。
- Container name: コンテナの名前
-
Image: ECRリポジトリURI(例:
xxxxxxxxxxxx.dkr.ecr.ap-northeast-1.amazonaws.com/laravel-app:latest
) - Memory Limits: コンテナのメモリ制限
- Port mappings: ホストとコンテナの間のポートマッピング
-
「Create」をクリックしてタスク定義を作成します。
3.サービスの作成
-
AWS Management Consoleにログイン:
- AWSアカウントにログインし、ECSのダッシュボードにアクセスします。
-
適切なクラスターを選択:
- 「Clusters」セクションに移動し、サービスを作成したいクラスターを選択します。
「Clusters」タブから、作成したDevCluster2
を選択します。
- 「Clusters」セクションに移動し、サービスを作成したいクラスターを選択します。
-
「Create Service」をクリック:
- クラスターの詳細ページで、「Services」タブの中の「Create Service」ボタンをクリックします。
-
サービス設定を指定:
- Launch type: "FARGATE" を選択します。
-
タスク定義: 作成したタスク定義(例:
task:1
)を選択します。 - サービス名: サービスに名前を付けます。
-
タスク数: サービスが起動するタスクの数を指定します(例:
1
)。
-
ネットワーク設定:
- ネットワークモードは「awsvpc」を選択します。
- 適切なVPCとサブネットを選択します。
- 必要に応じて、セキュリティグループを設定します。
-
ロードバランサーの設定(オプショナル):
- Webサービスの場合は、ロードバランサー(ELB)を設定することをお勧めします。
- ロードバランサーのタイプを選択し、リスナーとターゲットグループを設定します。
-
サービスの作成:
- すべての設定を確認したら、「Create Service」をクリックしてサービスを作成します。
-
サービスの状態を確認:
- サービスが正常に起動し、タスクが実行状態になっているかを確認します。
3.1 サービスの設定を確認
-
特定のクラスター内のサービスのリストを表示:
aws ecs list-services --cluster [クラスター名]
このコマンドは、指定したクラスター内のサービスのリストを表示します。
-
特定のサービスの詳細を取得:
aws ecs describe-services --cluster [クラスター名] --services [サービス名]
[サービス名]
には、詳細を確認したいサービスの名前を指定します。
2.1 タスク定義の設定を確認
サービス設定確認の前に記載した方がいいと思うが、記載が長いこともありサービスの設定の後に記載している。
-
タスク定義のリビジョンのリストを表示:
aws ecs list-task-definitions --family-prefix [タスク定義のファミリー名]
[タスク定義のファミリー名]
には、確認したいタスク定義のファミリー名を指定します。
ファミリー名
apple@appurunoMacBook-Pro laravel10-use-blade % aws ecs list-task-definitions
{
"taskDefinitionArns": [
"arn:aws:ecs:ap-northeast-1:xxxxxxxxxxxx:task-definition/task:1",
"arn:aws:ecs:ap-northeast-1:xxxxxxxxxxxx:task-definition/task:2"
]
}
提供された情報に基づくと、タスク定義のファミリー名は「task」です。
AWS ECSのタスク定義のARN(Amazon Resource Name)は通常、以下のフォーマットで構成されます:
arn:aws:ecs:[リージョン]:[アカウントID]:task-definition/[ファミリー名]:[リビジョン番号]
あなたの例では、2つのタスク定義があります:
arn:aws:ecs:ap-northeast-1:xxxxxxxxxxxx:task-definition/task:1
arn:aws:ecs:ap-northeast-1:xxxxxxxxxxxx:task-definition/task:2
これらのARNにおいて、「task」はファミリー名を表し、「1」と「2」はそれぞれのタスク定義のリビジョン番号です。したがって、このファミリーには現在2つのリビジョンが存在していることになります。
提供された情報に基づくと、タスク定義のファミリー名は「task」です。
-
特定のタスク定義の詳細を取得:
aws ecs describe-task-definition --task-definition [タスク定義名]
[タスク定義名]
には、詳細を確認したいタスク定義の名前を指定します。
これらのコマンドを使用することで、Fargateタイプのクラスター、サービス、タスク定義の現在の設定を確認することができます。ポートの設定などは特にタスク定義の詳細情報の中に含まれています。また、これらのコマンドを実行する前に、適切なAWSアカウントとリージョンにAWS CLIが設定されていることを確認してください。
2.1.1 タスク定義の重要なポイント
-
コンテナの設定:
-
containerDefinitions
には、test
という名前のコンテナが定義されています。 -
image
: コンテナイメージはECR(Elastic Container Registry)のlaravel-app:latest
を使用しています。
-
-
ポートマッピング:
-
portMappings
で、コンテナポート80がホストポート80にマッピングされています。これは、コンテナが80番ポートでリッスンしていることを意味し、外部からのHTTPトラフィックを受け入れる設定です。
-
-
ネットワークモード:
-
networkMode
: "awsvpc"が使用されており、これはFargateで一般的な設定です。
-
-
リソース割り当て:
-
cpu
: "1024"(1 vCPU相当) -
memory
: "3072"(MB)
-
-
ログ設定:
-
logConfiguration
でawslogs
が使用されています。これにより、コンテナのログがAWS CloudWatch Logsに送信されます。
-
セキュリティとアクセスの考慮点
-
セキュリティグループの設定:
- セキュリティグループの設定を確認し、ポート80が適切に開放されているかを確認する必要があります。
-
ロードバランサーの設定:
- このタスク定義がWebサービスのために使用される場合、適切なロードバランサーとリスナーの設定が必要です。
-
タスク実行ロール:
-
executionRoleArn
が指定されています。このIAMロールは、コンテナがAWSサービス(例:ECR、CloudWatch)にアクセスするための権限を提供します。
-
この情報に基づいて、タスク定義が適切に設定されているかどうかを検証し、必要に応じて調整を行うことができます。また、セキュリティ上の観点から、実際の運用環境では公開する情報には注意してください。
タスク定義の内容を確認した上で、AWS Elastic Container Service (ECS) でサービスを作成する手順に進みます。サービスを作成する際には、このタスク定義を使用して、コンテナ化されたアプリケーションを実行するタスクのセットを管理します。
状況確認例
1.既存のサービスの確認例
- 既に作成されているサービスを確認するには、ECSのダッシュボードから特定のクラスター内のサービスリストを見るか、AWS CLIを使用してサービスの情報を取得できます。
- AWS CLIを使用してサービスの詳細を確認するには、次のコマンドを使用します:
ここで、
aws ecs describe-services --cluster [クラスター名] --services [サービス名]
[クラスター名]
にはクラスターの名前、[サービス名]
にはサービスの名前(この場合はtaskname
)を指定します。
2.使用しているセキュリティグループの例
ECSタスクまたはサービスに関連付けられているセキュリティグループを特定するためには、まずECSタスクのネットワーク設定を確認する必要があります。これはAWS Management ConsoleまたはAWS CLIを使用して行うことができます。
2.1 AWS Management Consoleを使用した方法
-
AWS Management Consoleにログイン:
- AWSアカウントにサインインしてください。
-
ECSサービスにアクセス:
- 「Services」メニューから「Elastic Container Service」を選択します。
-
対象のクラスターを選択:
- 「Clusters」ページで、対象のクラスター(例えば、
DevCluster2
)を選択します。
- 「Clusters」ページで、対象のクラスター(例えば、
-
タスクの一覧を表示:
- クラスターの詳細ページで「Tasks」タブを選択します。
-
特定のタスクの詳細を表示:
- タスクの一覧から、確認したいタスクを選択し、その詳細ページを開きます。
-
ネットワーク設定の確認:
- タスクの詳細ページで、ネットワーク設定セクションを確認します。ここにセキュリティグループの情報が表示されています。
2.2 AWS CLIを使用した方法
AWS CLIを使用して、特定のECSタスクに関連付けられているセキュリティグループを確認するには、以下の手順を実行します。
-
タスクの情報を取得:
aws ecs describe-tasks --cluster [クラスター名] --tasks [タスクID]
ここで、
[クラスター名]
にはクラスターの名前(例えば、DevCluster2
)、[タスクID]
には確認したいタスクのIDを指定します。 -
ネットワーク設定の確認:
コマンドの出力には、タスクに関連付けられているネットワークインターフェースの情報が含まれており、それを通じてセキュリティグループのIDを特定できます。
これらの手順により、現在実行中のECSタスクに関連付けられているセキュリティグループを特定できます。セキュリティグループが特定できたら、そのセキュリティグループの設定を確認して、必要なポートが開放されているかを検証します。
不具合時対応例
1. アプリケーションログの確認
- ログがない問題: CloudWatch Logsにログが表示されない場合、ログ設定に問題があるか、アプリケーションがログを出力していない可能性があります。ECSタスク定義でログの設定を確認し、コンテナがログを適切にCloudWatchに送信できるようになっているかを確認してください。
- ログの内容: もしログが存在する場合は、エラーメッセージやアプリケーションの動作情報を確認してください。
2. ECSタスクとコンテナのステータスの確認
- タスクのステータス: ECSコンソールでタスクのステータスを確認し、タスクが正常に実行中であることを確認します。
- コンテナのヘルスチェック: タスク定義にヘルスチェックが設定されている場合、それが成功しているかどうかを確認します。
3. ネットワークアクセスのテスト
-
パブリックIPアドレスのテスト: タスクに割り当てられたパブリックIPアドレスに対して、ブラウザや
curl
コマンドを使ってアクセステストを行います。応答がない場合は、セキュリティグループやネットワークACLの問題である可能性があります。
4. デプロイメントの構成を再確認
- 環境変数: アプリケーションが必要とする環境変数が適切に設定されているかを確認します。
- コンテナの起動コマンド: コンテナの起動コマンドが正しいかを確認し、アプリケーションが正常に起動できるようにしてください。
優先順位
ログの問題があるということは、アプリケーションが適切に実行されていないか、あるいは何らかの理由でログが記録されていないことを示しています。そのため、最初に ステップ1 と ステップ2 を優先して実行し、アプリケーションが正しく実行されているかを確認することをお勧めします。その後、アプリケーションにアクセスできない場合は ステップ3 に進みます。最終的に問題が解決しない場合は、 ステップ4 でデプロイメントの構成を全面的に見直してください。
おわりに
年末までにはDocker上で動作するLaravelを、AWS上で動作させるよう対応したい。