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Liberty と Keycloak で SAML認証

Last updated at Posted at 2022-06-27

目的

SAML認証の構成は難しいので、Dockerとスクリプトで自動で構成できるようにします。

Gitレポジトリ

用意したGitレポジトリをクローンします。

git clone https://github.com/pdprof/security-auth.git
cd security-auth/saml-docker

Dockerイメージのビルド

LibertyとKeycloakのイメージをビルドします。まず、ブラウザでアクセスするホスト名を環境変数 ACCESS_HOST に指定します。ローカルでテストしている場合はlocalhost、リモートの場合はそのホスト名を指定します。

  • 認証で使用するのでアクセス時のホストに一致させる必要があります。
  • setup-docker.sh で docker の liberty(ol) と keycloak(kc) が開始します。
  • Keycloakのビルドと起動後に100秒の待ち時間があります。環境によってはこの時間を延ばしてください。
export ACCESS_HOST=localhost
./setup-docker.sh

SAML認証の動作確認

にアクセスします。Keycloakの認証画面が表示されたら

Username: pdprof
Password: password

を入力して Sign In します。httpsの証明書エラーが表示されますが、問題ないものとしてアクセスを継続します。

image.png

が表示されれば成功です。

ブラウザでの Keycloak 構成確認

自動で構成されてしまう keycloak の構成を確認します。

にアクセスします。

image.png

admin
password

で Sign In します。

image.png

次の画面では変更する必要はありません。左側 の Clients をクリックして Client ID に

https://localhost:9443/ibm/saml20/defaultSP 

があることを確認します。

自動ではなく手動で構成する場合の手順です。テーブル右上の Create ボタンを押します。

image.png

  • Client Protocol に saml を選択
  • Select file ボタンで setup-docker.sh を実行したディレクトリに spMetadata.xml があるので選択
  • Save ボタンを押す

まとめ

LibertyでSAMLの構成を自動でできることを確認しました。作成された libertyの server.xml を、環境にあわせて構成を調整して応用しましょう。

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