はじめに
toio core cube(正確にはtoioバリューパックですが)を買って専用カートリッジ以外の遊びとしてはこんなことやってました。
まあ、ガンプラのうちHG(1/144)サイズとSDサイズのものは動かしたわけですが、やっぱり(ぐらぐらしないための)台座が無粋だなあ、MG(1/100)サイズのドムとかの足首だけ挿げ替えて動かせないかなあ。地上をホバー移動するドムが再現できるよなーとか妄想していたら、1/100 MG ドムがリニューアルされて発売されるとのこと。
レビュー記事をみる限り、このサイズ感なら行けそうな感じ。また構造も足底が靴を履くようなかんじで足首パーツと4つのスタッドで接続しているのでtoio core cubeの天面と嵌め合わせるアタッチメントをつくれば、ガンプラらしくスナップイン(接着剤不要のはめ込み式)でくっつけられるのでは? と思いつきました。
1/100 MGドムの入手と足首の吟味
しかし、問題はガンプラの入手。昨今の転売ヤーの横行で品不足、というかホビーショップや量販店には全く置いてないし、amazonでも正価で売ってない...
とはいえ入手できないことには話が始まらないのでやむなくamazonで買うことに。正価の1000円増しまではOKとして物色し購入。
で、届いたが、2020年版じゃなくてリニューアル版の1999年版。ううむ、だとすると正価はもう1000円ぐらい安かった気がするぞ。orz
まあ、足の構造は2020年版とかわらないっぽいから多分大丈夫だろうと、まず一番に足首パーツを組み立て、ノギスでスタッドの太さや位置を計り、fusion360でtoio core cubeと接続するアタッチメントを作図、3Dプリンタで出力。
最初に作ったアタッチメント
最初のバージョン、高さが出ないように可能な限り薄くデザインしています。穴がいっぱいあるけどドムの足とつなぐのは四方隅の4つ。実は前と後ろでスタッドの直径が微妙に違うのでこちらの穴も微妙に変えています。
見事、ピッタリサイズ! スタッドの刺さる穴がtoio core cube天面の出っ張りをうまく避ける位置に来ています。
あとは残りを組み上げていきます。
下半身が組み上がったのでとりあえず動かしてみます。
うーん。なんかゆらゆらするなぁ。上半身が乗れば重さで安定するだろうか。(重心が高くなるから安定するとは限らない)
上半身の重さが加わった分、安定したようには見えるが、速度を上げると動き始めと止まるところでぐらぐらする。できれば速度100とかで爆走させたいですし。
toio core cubeの前につま先とかかとを追加
前やうしろにつんのめるのを緩和するためつま先とかかとを追加しました。
一体成型にしないでねじ止めの組み立て式にしているのは、サポート材なしで出したかったのと、toio core cubeと接続する部分はそのままにかかととつま先の形をいろいろ変えてためせるようにするためです。
これで速度100にしても転倒したりしなくなった。が、これでも動かしているうちに両足が開いてきてしまって転倒してしまう。まあ股関節が可動するようになっているからしょうがない。やむなく両足をなるべくめだたないように連結することにしました。
走らせてみた
(すいません、全力走行のビデオをまだ撮ってないので後日)
toioの速度30とか50の走行速度についてはadvent calenderの別記事で動画を出します。(Sendai micro Maker FaireとOgaki Mini Maker Faireに出展したときのもの)
誰得
一応、以下に3Dプリンタで出力できるようにSTLファイルを置いておきました。MG 1/100ドムとtoio core cubeを2個お持ちの方はぜひ試してみてください。
https://www.thingiverse.com/thing:5683123