はじめに
ブロックというたらレゴやなくてカワダのダイヤブロックやろがい!(昔はレゴは舶来の高級品だったのですよ) ということで、toio core cubeをカワダのnanoblock®に対応させてみます。
まずは手始めに
純正品のプレートセット(10×10)を載せられるやつを作ってみます。
STLファイルとFusion360用データはこちら
toioCoreCube NanoBlock adapter
これはこれでいいのですが、やっぱりtoio core cubeの天面と同じサイズのが欲しいですよね。
nanoblock®の実寸を図って作ってみました
FDM方式の3Dプリンタだとこのような形(両面に凹凸がある)を造形するのが面倒なので上面(nanoblockピン部分)と下面(toio接続部分)に2分割しています。
平たい部分がビルドプレートにつくようにして造形し、あとで、上面(nanoblockピン部分)と下面(toio接続部分)を接着剤で張り合わせます。
こんな感じになります。
nanoblockはキャラクター商品がけっこうあって楽しいですね。
STLファイルはこちら
Thingiverse toioCoreCube NanoBlock adapter
上面、下面に分かれているのはFDM式3Dプリンタ用、一体になっているのはSLA式3Dプリンタ用のデータです。FDM用は手持ちの3Dプリンタの精度があまりよくないのでnanoblock接続側のピン直径をやや狭く造形しています。SLA式用のほうはnanoblockのピンの実寸どおりにしています。
作ったあとで知ったのですが、実はすでに先行事例がありました。(^^;
「toioで使えるnanoblock変換プレートを作りました」
DAISOのプチブロック
nanoblock以外にも100円均一ショップのDAISOに「プチブロック」というものがあると聞いて買ってきました。
結構種類があります。なんといっても1セット100円(+消費税)という安さが良いですね。
こちらも寸法を測って作ってみました。nanoblock用と同様に上面、下面分割型と、一体型のそれぞれのSTLファイルを用意しています。
nanoblockとピンの大きさや間隔が微妙に違うのですが、ぱっと見がよく似ているので下面のデザインを変えています。(nanoblock用が「N」、プチブロック用が「P」)
nanoblockよりピン間隔が広いのでtoio core cubeの上面に8x8でピンを並べるとだいぶギリギリになります、というかふちのピンにブロックを取り付けると少しはみ出します。
ピンの直径は手持ちのFDM式3Dプリンタの造形精度にあわせてやや小さめの2.5mmにしていますが、SLAのような精度の良いもので出力するとゆるすぎるので、ピン直径を2.7mmぐらいに太くしたほうが良いでしょう。
STLファイルはこちら
Thingiverse toioCoreCube PetitBlock adapter
上面、下面に分かれているのはFDM式3Dプリンタ用、一体になっているのはSLA式3Dプリンタ用のデータです。FDM用は手持ちの3Dプリンタの精度があまりよくないのでpetitlock接続側のピン直径をやや狭く造形しています。SLA式用のほうはpetitblockのピンの実寸どおりにしています。
さすがにnanoblockと違ってキャラクター商品はないのですが、googleなどで「プチブロック アレンジ」のキーワードで検索すると、独自に作った作例がたくさん出てきますので、これはこれで楽しいです。なんといっても安いし。
寸法一覧
nano blockの寸法
ピンの間隔 4mm
ピンの直径 2.3mmまたは2.5mm
ピンの高さ 2mm
petit blockの寸法
ピンの間隔 4.2mm
ピンの直径 2.5mmまたは2.7mm
ピンの高さ 2mm
さいごに
今回どちらもピンを8x8の正方形配置で作ったのですが、上にのせるブロックの作例によっては7x7などセンターにピンがあるもののほうが良い場合もあります。また、斜め45度に並べてピン配置したほうが良いものもありますので、いずれはそういう配置のものを作ってみたいと思います。
ThingiverseにSTLデータのほかにFusion360のデータも置いてありますので、Fusion360が使える方は、使うプリンタの精度にあわせてピン直径などを調整してみてください。(プリンタの精度によってピン直径などを調整しないとうまくブロックがささらないことがありますので。)