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スクラムマスターになる前にやっておくべき3つのこと

Last updated at Posted at 2023-08-16

はじめに

スクラム歴1年未満のスクラム初心者です。
チーム内で開発者として作業し、前任者からスクラムマスターを引継ぎました。
今月からスクラムマスターになったばかりなので、スクラムマスターになる前にやっておくべきことを書きます!

スクラムマスターになる前にやっておくべき3つのこと

1.本でスクラムマスターの目標・役割を理解する

スクラムマスターは、開発者が開発に専念できるようにするため、チームの障害を排除し、開発以外の作業を全て実施するという秘書やお母さんのような役割だと勘違いしていました。
書籍SCRUMMASTER THE BOOKを読み、以下のような目標・役割があると知りました。(最初の章で、さっそく秘書ではないと否定されていました。)

  • 目標
    • チームを自己組織化させること
      • 自己組織化:自分たちが達成すべきビジョン・ゴールに対して自分たちがやるべきことを自分たちで考え、自分たちで行動できるチーム・組織
  • 役割
    • スクラムイベントの準備・ファシリテートする
    • チーム・組織へスクラムを普及する
    • チームを観察し、課題の解消に向けて働きかける

直接作業指示したり問題を解決するのではなく、チームの自己組織化を目指してチーム内で解決できるように促したりアドバイスすることが重要です!


2.振り返り手法について学ぶ

レトロスペクティブではチームが抱えている課題を話し合います。
チーム状況に合う課題が出やすく・議論しやすい手法を選べるようにするため、どんな振り返りでどんな議論ができるかを知っておくことが大事です。

チーム状況と、振り返りの組み合わせは以下のようなものです。

  • PJ歴短いメンバが作業に入りにくそうにしていた場合
    • ありたい姿でありたい姿と現状のギャップを埋める対策を話す
  • チームとして課題が多かった場合
    • 気になっていることで課題を共有するためのハードルを下げ、些細なことを拾える
  • スプリントゴールを達成し、うまくいった場合
    • Good,Bad,Ideas,ActionKPTTで良かったことを共有しあう

振り返り手法については以下の振り返りカタログを参考にさせて頂きました。
ふりかえりカタログ / Retrospective Catalog


3.現スクラムマスターの話を聞く

スクラムマスターが何を考えているのか、どんな課題があったり、どんなイベントの進め方をしているのかを知るため、実際のスクラムマスターから話を聞くのも有効です。
社内のスクラム関連の勉強会に参加したり、前任スクラムマスターからの引継ぎを行いました。

引継では以下のようなことをヒヤリングしました。

  • 管理作業の手順・権限の引継
  • スクラムマスターの役割についての意識合わせ
  • スクラムマスターが考えるチームの課題
  • 常に心掛けていること
    • 例えば、「メンバが多いので、会議は話題を絞ってゴールを明確にする」、「メンバにできるようになってもらうため、「スクラムマスターがやってあげよう!」はNG」等

おわりに

最初にスクラムマスターになると聞いたときは「正直プレッシャーあるし、コードも書きたいから開発者のままが良いな」と思っていました。
いざなってみると、これまでよりスクラムやチーム、自分の行動について考える機会が増えて、色々と見えるものが変わって楽しくなりました。
これからも楽しくスクラムマスターを続けていきたいです!

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