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EC2 Autorecoveryの話

Last updated at Posted at 2015-05-01

今年1月に発表されたEC2の自動リカバリ(Auto Recovery)が東京リージョンでも利用可能になりました。

詳しい設定方法は発表時のblogを参照してください。

注意点は、
設定できるインスタンスに制限があって、

オートリカバリは現在以下をサポートしています。
・C3, C4, M3, R3, T2 の各インスタンスタイプ
・東京リージョン、およびAsia Pacific (Singapore), Asia Pacific (Sydney), EU (Ireland), EU (Frankfurt), South America (Sao Paulo), US East (N. Virginia), US West (N. California) , US West (Oregon) リージョンのインスタンス
・インスタンスはVPC内で稼働している必要があり、共有テナンシー、かつEBSバックのストレージのみを利用している必要があります。VPC外で動作しているインスタンス、Dedicatedインスタンス、およびローカルインスタンスストアは現在未サポートとなっています。

ということで、まとめると、

  1. 現行世代のインスタンスタイプであれば利用可能
  2. VPC内のインスタンスに適用可能(EC2-Classicは利用不可)
  3. ストレージとしてEBSを利用し、Instance Storeは未サポート
  4. Decicated(占有)インスタンス利用不可

となります。

たぶん最近出たD2インスタンスも対応していると思います。

1.はあえて旧世代のインスタンスタイプを選ぶ理由はないと思いますので問題なし。
2.最近はdefault VPCなので問題なし。
3.これは結構注意点かも(後述)
4.よっぽどのことがない限り占有にすることはないと思いますので、問題なし。

ということで、設定しておけば、何かあった時にはいいんじゃないかと、
設定を試してみたところ、
現行世代のインスタンスタイプでもできないことがありました。

同じ種類のインスタンスでも新規で起動すればできたので、
インスタンスによってできないのがあるのかなぁ・・・と悩んでいたら、
ちょうど、JAWS DAYS2015にあったADSJのSAさんに質問できるコーナーが
あったので、そこで聞いたところ、

  • 1度でもInstance Store付きで起動したEC2インスタンスは、Instance StoreをOS上でアンマウントしても、ゲストOS上はInstance Storeが存在するので、設定不可。
  • その状態のインスタンスは、Instance StoreをサポートしていないT2やC4インスタンスで起動しても、裏で持っているので起動不可。

とのことでした。
※ドンジャラで遊んだだけでなく、こういうこともしてきました(笑)

検証環境にあるインスタンスの中には、
一部Instance Storeを利用して検証していたインスタンスもあるので、
それらのインスタンスは利用できません。
※できないものは、選んだらエラーになります。設定画面によっては、最初から選べないケースもあります。


まとめ
備えあれば憂いなし。

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