今回は完全に思い出語りのポエムです
今回は、2024/12/16にAWS IoT 1-ClickがEoLを迎えるのと同時に事実上、EoD(End Of Device)(造語)となる
SORACOM LTE-M Button powered by AWS の思い出語りな記事です。
IoTボタン前史
そういえば、一番初めにIoTボタン的なものに出会ったのはいつかな?って思って思い返してみたんですが、
AWS re:InventでAWS IoTボタンが配られた時、2015年の年末に、JAWS-UGの集まりで呑んだ時に見せてもらった時だと思うんですよね。
多分この記事の頃。なので、2015年ちょうど10年前。
で、このデバイス面白いよねー。って話をしていたような気がします。
その後、amazon.comでDashボタン(こちらは2019年にサービス終了)が出て、これをHackする猛者も出たりしていたようなw
いまだにうちにもあるんですけど、使うのも、Hackするの忘れました。(おい)
今回、サービス終了するAWS IoT 1-Clickは2018年5月にGAしたので、6年強でサービス終了となりました。
そして、2018年7月、SORACOM Discovery 2018で発表されたのが、
あのボタン こと「SORACOM LTE-M Button powered by AWS」です。
これは面白いデバイスだーと思って、とりあえず2台購入した人です。(最終的には3台)
SORACOM IoTボタン兄弟
改めて振り返る・・・必要もない気もしますけど、ソラコムさんが発売している(していた)IoTボタンシリーズは以下の4種類です。
SORACOM LTE-M Button for Enterprise 通称「しろボタン」
SORACOM LTE-M Button Plus 通称「ひげボタン」
ひげがどっか行っちゃって、わかりにくいので、接点が見えるように・・・。
- グローバル版(日本では技適が通っていないため、利用できません)
Soracom LTE-M Button(写真割愛)
最終的には全部7台のボタンシリーズを持っている人です。
ボタンシリーズのいいところは、以下でしょうか。他にもあるような気もしますが。
- インプットがシングルクリック、ダブルクリック、長押しの3つしかなく、シンプルなこと。この3つに対応するアクションに対応動作を決めるだけでいいところ。
- KDDIのLTE-Mの通信を使うので、Wifiなどがなくてもどこでも動作すること。工場や商業施設で後付けで設置するという事例があったと思います。
- ボタンクリックで起動して、終了後停止するので、電池の持ちがいい。
- SORACOM LTE-M Button powered by AWS については、1500回のアクションまたは1年というわかりやすい料金。
伝説のLT
上記の通り、1500回のアクションで課金ということで、いち早く押してみたというネタで
2018.11.22 SORACOM Technology Camp 2018 ナイトイベントでLTしました。
自分で言うのもなんですが、伝説と言ってもいいLTです。
先日行われた「SORACOM UG Online #20 さよなら #あのボタン」(忘れてたけどタイトルと一緒)でも話しましたが、LTするとなって、SORACOM UGで運営をしていた会社の先輩に相談したら、「1500回押し切っちゃえば?」って言われたのがことの始まりでした。
とりあえず、ひたすらボタンを持ち歩いて、クリックしてってのを繰り返して、残り回数2回とかにした状態で会場へ。会場に着いたら、ソラコム片山さんが「押し切ろうとしてもますよね?」って話をされて・・・あとは資料を見ていただければと・・・。
聞いてみれば、確かにそうなんですけど、1500回達した(残回数0)ら使えなくなると言うのは困るんで、課金バッチが流れるまではひたすらマイナス値になって、課金バッチが走るとマイナス値を加味して初期化されるようになっているんですよね。まあ、それをLT内で、ネタバラシしてもらう。これは本当に大盛り上がりで、これを超えたLTはないと思います。
「SORACOM UG Online #20 さよなら #あのボタン」はこちら
https://youtu.be/6TzU9JG---o
そしてEoL
この記事を書いている時点では、まだ動作しています。
たしかに16日にEoLということにはなっていますが、時間は書いていないので、何時まで動くのだろうか?という感じです。
可能性がある時刻としては、JST0時というのは考えずらいので、以下かなと。
- 16日になると使えなくなるケース
- UTCの2024/12/16の0時、日本時間だと2024/12/16 09:00
- PST(米国太平洋標準時)2024/12/16の0時、2024/12/16 17:00
- 16日いっぱいは使えるケース
- UTCの2024/12/17の0時、日本時間だと2024/12/17 09:00
- PST(米国太平洋標準時)2024/12/17の0時、2024/12/17 17:00
- 16日のどこかのタイミングで停止
- これは流石にわかりませんね。
なので、12/16、12/17は定期的にボタンクリックしてようと思います。
ちなみに今のORACOM LTE-M Button powered by AWSの状況はこんな感じ。
はい。すみません2台まだ残ってます。
3号機って書いてある方、最後の課金が2024/12/10でそこから、EoLまでに1500回押し切ろうと思っていたんですが、全然ダメでした。無念。
(2024/12/17追記)
12/17 朝起きて、ボタンクリックしたところ、エラーしか返って来なくなったので、どこかのタイミングでサービス停止されたようです。
さようなら。AWS IoT 1-Click。#あのボタン
やらなきゃいけないこと
SORACOM LTE-M Button powered by AWS、さようならと書いてますが、実際には過去にも記事書いていますが、SORACOM LTE-M Button for Enterpriseへの移行が可能です。(ずっと昔から気づいてたんですけど、デバイスとしては一緒なんですよね)
残り2台、早急に移行したいと思います。記事まで書いているのに、1台だけやって、あとやっていませんでした。
多分移行しないとほんとにEoDになっちゃうと思いますので。
終わり
SORACOM LTE-M Button powered by AWS IoTデバイスの初歩的なデバイスとして本当に楽しいデバイスでした。
SORACOM LTE-M Button powered by AWSとしてはさようならですが、
SORACOM LTE-M Button for Enterpriseとしては
ただ、そろそろ物理で壊れる可能性も出てきそうな気が・・・。