SORACOMのLTE-Mボタン(for AWS)を押しまくっている人です(2回目 2020/11/18現在残り284)。
2020/11/17から3日間に渡り行われている
ソラコムさんのテクノロジーカンファレンス「SORACOM Technology Camp 2020」。
COVID-19の影響で、オンライン開催になったこちらで、
初日の11/17、新機能等がいくつか発表されましたが、
中でも、個人的に熱かったのは、
新機能「SORACOM LTE-M Button」デバイスのスマート設定機能
です。
早速試してみました。試してみたシリーズです。
コンソールにログインし、左側のメニューのガジェット管理のところに、「LTE-M Button for Enterprise」が追加されています。
開いてみると、使えるようにしていないので、
一覧には何もありません。
登録が必要なので、
[新規デバイス設定]というボタンをクリックします。
なお、LTE-M Button for Enterprise(通称しろボタン)のほか、LTE-M Button Plus(通称ひげボタン)も登録可能です。
そうすると、登録可能なデバイスが・・・足りない?(しろボタン、ひげボタン合わせて3つ持っているのですが、表示されているのは2つ)
利用するボタンを追加
よくみると、ボタンがない場合のトラブルシューティングガイドがあるので、そこに記載の方法で足りないボタンを追加します。
SIMのタグ情報にタグ名「DSN」、値にボタンのDSN(ボタンの裏蓋あげると右側にISMIとともに書いてあります)をセットする必要があるということで、設定します。
SIM管理画面に移動し、表示されていないボタンのSIMを選んで、SIM詳細のタグにDSNを追加します。
この状態にすると、デバイス設定に登録したボタンが出てきます(一番上)
設定
では実際に設定してみましょう。
登録したいボタンを選択して、「次へ:グループを選択」をクリックします。
グループを登録しますが、
新規グループを作成にSIMグループ名を入力します。
1つでも追加した場合は、下の「既存のグループを利用」に追加済みのグループが出てきます。
選んで、「次へ:設定を編集」をクリックします。
設定画面では、
- 可視化
- 簡易位置測位機能
- メール送信
を設定できます。
無論用途に応じて設定しますが、ここでは全部設定します。
また、この機能の1番の注目点であるメール送信機能も利用してみます。
件名、本文はカスタマイズ可能ですが、初期設定値を利用します。
画面最下部の「保存」をクリックして、保存します。
終わったら、「戻る」をクリックします。
デバイス一覧に登録したボタンが表示されていればOKです。
メール送信テスト
徐ろに。ボタンを押しましょう。
メールに設定した先にこのようなメールが届けばOKです。
以上、SORACOM LTE-M Button」デバイスのスマート設定機能を設定して、メールを飛ばすでした。
実際、登録して、メール送信するまで、ほんの数分だったと思います。
ボタンを持っていない方へ
さて、この記事を見た。しろボタン、ひげボタンを持ってないみなさん。
まずアカウントを作って、ボタンを買いましょう。
SORACOM Technology Camp 2020に参加された方にはどうも特別価格で買えるようです。
そして、ボタンが届いたら、さっそくSORACOM LTE-M Button」デバイスのスマート設定機能 を試して見ましょう。
メールの送信まで、簡単にできるはずです。
それが終わったら、アウトプットです。
やってみたというブログ、記事を書きましょう。
ブログの書き方がわからない?
その方はこちらをご覧ください(私も時々見直してます)。
初めての「技術ブログ」書き方のご紹介
それをアドベントカレンダーに登録しましょう。
そうすると、SORACOM UG運営メンバーから、この記事のネタでLTしてみませんか?ってお声がかかるはずです。
晴れてLTデビューとなります。
LT資料、LTの仕方が作り方がわからない?
その方はこちらをご覧になるといいと思います(私も参考にしてます)。
初めてのオンラインイベント登壇で使える!「スライドの作り方と話し方」6つのコツ
では、次はどうするか。
自前で何か作ってみたくなりませんか。
作ってみたくなったら、
まずはAWSのアカウントを作って(すでにあるならそれを使いましょう)、AWS Lambdaで、メール以外の通知の処理を実装してデプロイしてみましょう。
そして、そのLambda関数をSORACOM Funkを使って呼び出してみましょう。
そしてボタンを押すのです。
きっと、実装した通りに通知が行われるはずです。(一発で行かないかもしれませんが、そこはTry&Errorで!)
やり方は拙文ではございますが、
SORACOM Funkを使ってみた。
に買いてありますので、ご参考にしていただければ幸いです。
これもまた、やってみたという感じで、アウトプットしましょう。
そうすると、SORACOM UG運営からLTしませんか?とまた声がかかるかもしれません・・・。
楽しくないですか?
まとめ
発表の際に説明がありましたが、
この機能を使うことで、ソラコムのサービス内だけで、ボタンを使った通知の仕組みを構築できます。
これって、ちょっと試してみようという方には大変いい仕組みだと思います。
上記もしましたが、これを試してみて、次はSlackに通知してみたいな。って思ったら、
AWS Lambdaなりで、実装してSORACOM Funkで呼び出してみるという感じで
ステップアップできます。
IoTデバイスちょっと試してみようっていうのに最適なしろボタン/ひげボタン。それを使う上での敷居をさらに下げる素晴らしい機能が誕生したんじゃないかと思います。
ソラコムさん最高ですね。