今回はポエムです。
先日、2022/7/6、7の2日間に渡って開催された
「SORACOM Discovery 2022 ONLINE」
みなさんご覧になられましたかね。
Internet of Everywhere というタイトルの通り、
熱い発表がありましたねー。
ただ、今回はすぐ試してみよう!って感じのものはなかったので、
気になった発表についてなどをつらつらと・・・。
ソラカメ API Limited Preview提供開始
5月に発表されたソラカメがアップデートしましたね。
- ソラカメ API の Limited Preview 提供開始
- ATOM Cam Swing のソラカメ対応
- ソラカメ専用セルラーパックの発表
と3つのアップデートがありましたが、
個人的には
見出しにもあるとおり、
ソラカメ API の Limited Preview 提供開始
ですね。
家にも1台、ソラカメあって、セットアップしてありますが、そこまで活用できていないです。
そこまで監視するものがないってのもありますが・・・。
玄関に置いて、ドア入ってきたら検知・・・と思ったんですが、自宅の玄関の証明に人感センサーがついてまして、部屋から廊下にいくだけで、点灯するんですが、その点灯および消灯に反応してくれまして、結構通知くるんですよね。
検知エリアとか変えたら改善するかな?っていうのは今後の自分の課題。
で、録画のデータを参照する方法としては、
今のところは、android/iOSのアプリがメインになります。
PCで見るためには、アプリからダウンロードして、PCで見るか、アプリ上で、VLC PlayerなどのRTSP(Real Time Streaming Protocol)対応プレーヤー向けのURLを取得し、それで参照する。
という方法になります。※自分試してないですが。
クラウドに録画されているんだから、直接参照したいよなぁ・・・と思っていたところ、
ソラカメ APIが発表されました。
APIの紹介ページによれば、
2022/07/08現在では、
- カメラ一覧、カメラ詳細情報の取得
- リアルタイム映像の閲覧(ストリーミング形式)
- 常時録画の閲覧(ストリーミング形式)
- 常時録画データのダウンロード
- 常時録画データから特定のタイムスタンプの画像を取得
という5つの機能が提供されているようです。1
おお、これは一気に便利になるのでは感が満載です。
録画データを使って、機械学習させたりとか、Lagoon上で表示させたりとかできるのかな?という感じがします。
ただし、月あたりの最大試聴時間が72時間に制限されているなど、いくつか制約もあるので、その辺はご利用に注意くださいという感じします。
なお、こちらのAPIはLimited Previewなので、申し込みが必要なので、
SORACOMコンソールにログインの上、申し込みしましょう。
あ、SAMユーザーではできなかったので、rootでログインし直しました。この辺も地味に注意かな?
あと、Limited Previewに申し込むと、簡易WEBコンソールが提供されます。
申し込まなきゃダメだよなー、SORACOMコンソールをみながら呟いていたら、SORACOMの清水さんからコメントいただきました。
https://twitter.com/pachirel/status/1544603627452788736
自分は、簡易WEBコンソールは使ってみたかったのもあり、とりあえず通るか怪しいですが、Limited Previewの申し込みを行ってみました。さてどーなりますかね。
通ったら、いろいろやってみようと思います。
衛星メッセージングサービス(Satellite Messaging Service)
いや、これはほんと熱いですね。
衛星ですよ!宇宙ですよ!月ですよ。スペースコロニーですよ。あ、すみません。暴走しました。
そしてブログのタイトルからして熱い。
「SORACOM 宇宙へ行く」
いや、カッコ良すぎます。2
やっぱり宇宙にはロマンがあると思います。
さて、ブログの中にも書いてありますが、
SORACOM Airにより、日本国内や、世界の多くの地域(150か国)で、セルラー通信が使えなくても(なんか逆だだな)Wifiがあれば使えるSORACOM Arcがありますが、地球の70%を占める海や人の侵入を阻むエリアなどがまだまだあります。
そういう地域でも繋ぎたい。その思いが、衛星メッセージングサービスになった。いやほんとすごいです。
さて、中身を深掘りしてみますと、提供プロバイダーとしては、現在は2社となっています。
- Astrocast
- Swarm Space
ちょっと調べてみましたが、
Astrocastは、2014年創業のスイスの宇宙ベンチャー
Swarm Spaceは2017年創業のアメリカ、カリフォルニア州に本拠を置く宇宙ベンチャー
とのこと。
すごいですね。創業10年以内の企業が衛星打ち上げて、通信サービスしてるんですから。
対応エリアですが、ブログにあったと思うんですが、現在は別の記載になっていますが、
地球上の多くのエリアをカバーしているようです。
ただ、陸地や陸地に近いエリアは、その国の法律に則る必要があるようなので対象外になっているとのこと。
日本に関しては、現在頑張っているというコメントがあったと聞いています。期待ですね。
技術的なところを見てます。プロバイダーの仕様をブログから拝借してきました。(すみません)
衛星高度は、ほぼ一緒な感じですね。
この辺のよくわかっていなかったのですが、低軌道(LEO)と呼ばれる高度らしいですね。
通信周波数ですが、2社でだいぶ違いますね。
Astrocast : 1500MHz(1525 – 1660.5MHz)
Swarm : 140MHz(137 – 150 MHz)
となってます。
Astrocastさんの周波数帯はUHF、SwarmさんはVHFになっています。
衛星通信にも使えるんですね。って思ったのはあまりわかっていない人の反応です。すみません。
個人的にはKuバンドとかこの辺ごっちゃになっているので、違ってるかもです。
さて、どんな用途に使えるんでしょうかと考えてみると、
洋上がメインと考えると、船舶からのデータの取得になるのかなと思います(現状では)。
船舶の自動操縦とかできちゃうのかな?と思うものの、通信量等を考えると難しそうです。
小型のUSVとかに搭載とかならできそうですね(あくまで妄想)。陸地近くでは使えないので、セルラー通信とのハイブリッドは必須そうですが。
この辺は、どういう事例が出てくるのか。今後の情報に期待したいと思います。
衛星通信サービス使ってみたい〜と思うものの、現状では個人として申し込むのは、難しいそうです・・・。
国内で使えるようになったら、ワンチャンあるか???と思うものの、正直なところは・・・。
衛星通信サービス、個人では使えなさそうけど、めっちゃ夢がありますね。
今後地球全体がカバーできるようになったら、次は衛星間通信、さらには惑星間通信まで行っちゃうのかな?と期待してます。
駄文失礼致しましたー。
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https://soracom.jp/sora_cam/api/#:~:text=%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82-,API%20%E3%81%A7%E6%8F%90%E4%BE%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E4%B8%BB%E3%81%AA%E6%A9%9F%E8%83%BD,-%E9%9D%99%E6%AD%A2%E7%94%BB%E3%81%AE ↩
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「宇宙」と書いて「そら」と読むのは、ガンダム好きとしては普通なので、このタイトルは、「SORACOM そらへ行く」だと信じています。 ↩