はじめに
こんにちは。論文を読んだ結果の紹介記事です。
今回紹介するのは、「全天球画像と日射量データによる太陽光発電量予測」という論文です。
- タイトル:全天球画像と日射量データによる太陽光発電量予測
- 出典:稲村直樹, et al.; 人工知能学会, 2020
- URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/pjsai/JSAI2020/0/JSAI2020_4I2GS203/_pdf/-char/ja
概要
太陽光発電を有効活用するには発電量正確に予測することが重要である。
日射量は雲の有無および雲の形状や状態から大きな影響を受けるため、全天球画像を用いた15分後の短期予測モデルを検証。
技術的特徴
以下の2つのモデルで検証。
- 風速、風向、気温、などの観測データを用いてLSTMでモデルを構築
- 上記LSTMとCNNでの雲識別結果を全結合層で結合したモデル。
日射が大きく変動する箇所での予測と実績は乖離が大きく、期待通りの結果は出なかった。
想定される適用例
- 時系列データと画像データの同時使用
- 太陽光発電の予測
- 日射の予測