【Rails備忘録】ユーザー管理機能を実装する手順まとめ（devise・バリデーション・日本語化・RSpecテスト）

はじめに

本記事では、Railsアプリにおける「ユーザー管理機能（新規登録・ログイン）」の実装手順を、復習と備忘録を兼ねてまとめます。
ユーザー管理にはdeviseを利用するので、devise導入からバリデーション、日本語化、テストまで一通りの流れになります。

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1. deviseの導入

Gemfile

gem 'devise'

コマンド

bundle install
rails generate devise:install

解説:

• deviseはユーザー認証の定番gemで、インストール後にセットアップコマンドで初期設定ファイルが生成される

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2. Userモデルの作成

コマンド

rails generate devise User
rails db:migrate

解説:

• devise用のUserモデル・テーブルを自動生成
• db/migrate/配下のマイグレーションでusersテーブルが作られる

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3. Userモデルのバリデーション追加

ファイル: user.rb

class User < ApplicationRecord
  # Include default devise modules. Others available are:
  # :confirmable, :lockable, :timeoutable, :trackable and :omniauthable
  devise :database_authenticatable, :registerable,
         :recoverable, :rememberable, :validatable

  # バリデーションを追加
  validates :nickname, :last_name, :first_name, :last_kana, :first_kana, :birthday, presence: true

  # パスワードのバリデーション
  validates :password, format: { with: /\A(?=.*?[a-z])(?=.*?\d)[a-z\d]+\z/i, message: 'は半角英数字を両方含む必要があります' }, allow_nil: true

  # 名前(全角)のバリデーション
  validates :last_name, :first_name, format: { with: /\A[ぁ-んァ-ヶ一-龥々ー]+\z/, message: 'は全角（漢字・ひらがな・カタカナ）で入力してください' }

  # 名前カナ(全角)のバリデーション
  validates :last_kana, :first_kana, format: { with: /\A[ァ-ヶー]+\z/, message: 'は全角（カタカナ）で入力してください' }
end

解説:

• deviseの標準バリデーションに加え、独自の必須・形式バリデーションを追加
• 日本語名・カナ名・生年月日・パスワード形式などをチェック

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4. 新規登録・ログイン画面のカスタマイズ

ファイル:

• app/views/devise/registrations/new.html.erb
• app/views/devise/sessions/new.html.erb

ポイント:

• フォーム項目を追加・日本語化
• f.text_field :nickname など、Userモデルの属性に合わせてフォームを編集

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5. 日本語化（エラーメッセージ・属性名）

ファイル: ja.yml

ja:
  activerecord:
    attributes:
      user:
        nickname: "ニックネーム"
        email: "メールアドレス"
        password: "パスワード"
        last_name: "姓"
        first_name: "名"
        last_kana: "姓（カタカナ）"
        first_kana: "名（カタカナ）"
        birthday: "生年月日"
  errors:
    format: "%{attribute} %{message}"
    messages:
      blank: "を入力してください"
      # ...他

解説:

• 属性名を日本語化し、バリデーションエラーも日本語で表示
• deviseのエラーメッセージもdevise.ja.ymlで日本語化可能

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6. RSpecによるモデルテスト

ファイル: spec/models/user_spec.rb

RSpec.describe User, type: :model do
  before { @user = FactoryBot.build(:user) }

  context '登録できる場合' do
    it '全ての項目が正しく入力されていれば登録できる' do
      expect(@user).to be_valid
    end
    # ...正常系
  end

  context '登録できない場合' do
    it 'ニックネームが空では登録できない' do
      @user.nickname = ''
      @user.valid?
      expect(@user.errors.full_messages).to include("ニックネーム を入力してください")
    end
    # ...異常系（メール重複、パスワード形式、名前形式など）
  end
end

解説:

• FactoryBotでテスト用ユーザーを生成
• 正常系・異常系をcontextで分けてテスト
• エラーメッセージは日本語・属性名付きで検証

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7. コントローラー・ルーティング

ファイル:

• config/routes.rb

  devise_for :users
  

• app/controllers/application_controller.rb

  before_action :configure_permitted_parameters, if: :devise_controller?
  
  def configure_permitted_parameters
    devise_parameter_sanitizer.permit(:sign_up, keys: [:nickname, :last_name, :first_name, :last_kana, :first_kana, :birthday])
  end
  

解説:

• deviseのルーティング・ストロングパラメータ拡張
• 新規登録時に追加項目も保存できるようにする

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8. 動作確認

• 新規登録・ログイン・ログアウトが正常に動作するか確認
• バリデーション・エラーメッセージが日本語で表示されるか確認
• RSpecテストがすべてパスすることを確認

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まとめ

• deviseでユーザー管理機能を簡単・安全に実装
• RSpecでテストも忘れずに実施