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仕事で大事にしていること、してほしいこと

Last updated at Posted at 2020-12-11

はじめに

はじめQiitaに投稿する20年選手のエンジニア(のつもり)です。
インフラ系のキャリアが長かったですが、人生70歳まで働くかもしれないと本気で思ってきたので、最近はエンジニアではない仕事にも挑戦したり、エンジニアしたりしています。

自分自身の整理のためにも、「自分が何を大事にして仕事をしているか」を書きたいと思います。
読んでくれた一人でも共感してくれると嬉しいです。

なぜそんなこと考えたのか

2015年〜2018年に金融系SIerのシンプレクスで働いていました。退職しましたが、「仕事をしたい」という人にはいい会社でした(もう一回働いてと言われたら、しばらく考える時間がほしいところですが。。。)。
会社にもなれて少し良い成果も出始めた頃、直属上司のHさん(役員です。今でも尊敬しています。はい)に「何を大事にして仕事しているかを書いてくれないかな。「須崎イズム」みたいなやつ。若い子に見せたいから」というフワッとしたお題をいただき、しばらくウネウネ考えながら書いたのがこの記事の内容になります。

記憶を元に書いたので、膨らんだり縮んだりで、内容がバラバラになってしまいました。。。
あと、考えすぎて、抽象化しすぎたのは反省が残るところであります。

大事にしている2つのこと

仕事をするときに大事にしていることは2つあります(実は仕事以外でも当てはまります)。

  • Imagination
  • Creation

なんで英語でかいたかというと、どちらも日本語にすると「ソウゾウ」になるからです。Imagination(想像)、Creation(創造)。2つの「ソウゾウ」です。

Imagination(想像)

なぜImaginationが大事なのか

人の活動は大きく「思考」「行動」があります。静と動で対称に見えますが、実は「記憶を元に想像し、活動をする」という意味では同じことであります。「記憶をを元に想像し」がImagenationになりますね。

エンジニアっぽく書くと、こういう感じでしょうか。具象クラスは抽象クラスの意味合いを引き継ぎます。

(抽象クラス) 「Imagination」からの活動
  -  (具象クラス) 思考(脳の中での活動)
  -  (具象クラス) 行動(身体的動作を伴う活動)

人は常に抽象クラスで定義されているとおり「Imaginationから始まり、活動する」ということは避けられません。本当でしょうか。試しに逆から考えてみましょう。
「想像できていないこと」を思考できるか?行動できるか?どちらもできませんね。
つまり、Imaginationは人の活動の根源に位置することになります。大事っぽく見えてきましたよね。

私がしていること

Imaginationが大事だと考えて、私がしていることは2つあります。

1.記憶の仕方を工夫する (Input)
2.言いかえをしてみる (Output)

記憶の仕方を工夫する

目的は、想像を引き出す具材を脳にあわせて保存するためです。

20代のころ「脳科学」に凝ったことがあり、人の記憶の仕組みを考えたことがあります。
文献を読み解いていった結果、「人の記憶葉、事象/単語の関係付だけでできている」という結論が出てきました。ん?ともいますが、「連想ゲーム」を想像してみましょう。「高値=>消費税=>8=>原辰徳。。。。」みたいに関係する言葉をつなげていくゲームです。最初の単語と全く違う分野の単語になってますね。
これは人の記憶は「消費税-8%」「背番号8-原辰徳」のような関係付だけでできているので、言葉をつなぐだけれは1つの事象を維持することができず、飛躍をしてしまうのです。

半信半疑でしたが正しいと仮定して、20代のころ2年くらい、「本を読むとき」、「話を聞くとき」などに、覚えたほうがいいことを意識的に「○○-△△」の関係になおす作業をしていました。
最初は紙に書いてました。そのうち頭でもできるようになり、今では特に意識せずにやっているみたいです。
この作業をすると、記憶が整理され、キーワードに対して脳からの情報引き出しが非常にスムーズになります。脳の構造に合わせた記憶の仕方をしているからでしょう(多分)。ただし、会得するまでに時間がかかるのが難点ですね。

言いかえをしてみる

目的は、脳から引き出した情報を処理をする訓練です。

人の脳は単語や事象は勝手に紐付けをしてくれることは上述しました。
人の活動は1事象だけを取り扱っているわけではなく、もっと複雑ですが、脳は「意味がある事象の集まり」同士の関係性は勝手には結びつけてはくれません。コレくらいの粒度からは人間が意識して自分でやる必要があります。

「意味がある事象の集まり」同士の関係性を作る最もかんたんな活動が、「たとえ話」です。

コロナ禍が始まった頃、「マスクでウイルスが防げるか」みたいな話がありました。
マスク万能を信じる人は「網目の細かいマスクをしていれば、小さいウイルスも防げる」的な話をしていました。
しかし実際には防ぐことはできないのです。
マスクはマイクロ、ウィルスはナノの世界で「小さい」のくらいが違うからです。

このとき、「想像してみて、君がウイルスの大きさだったとするじゃん。
マスクの網目は1km四方くらいなんだ。ここから学校くらいの距離だね。
君を防げるかな?」と言ってみると、「え、そんなの無理じゃん」となります。

上のたとえ話の中では、大きさを変化させることで「ウイルスの世界」と「君の世界」を関係づけて、「君」にわかるような話にしています。
このようにたとえ話をしていくことは、脳から引き出した情報を意味有る展開をしていく訓練になります。

creation(創造)

imaginationでだいぶ紙面を取りましたが、creationはあまり書くことがないです。結構簡潔だからです。

「創造」するのはモノを作るイメージが強いですが、「創る対称」はモノだけではないです。
エンジニアは「モノを造り」、マネージャーは「組織を創り」、営業は「売買を創り」、社長は「会社を創り」ます。
つまり、人の活動により生み出されるすべてのモノ・コトが「創造」の対象ですね。

creationの何が大事かというと、それは「あなたのcreationは楽しいですか?」ということに尽きます。自分の創造活動が楽しいからこそ、常に自分や自分の作品がより良いものになり、周りの人はその作品をいいモノ・コトを認識をするものだと思っております。

私がしていること

特にやっていることはないですが、夜寝る前に「今日は楽しかった?」、朝起きたときに「君は楽しいかい?」と自問するようにしています。今が楽しいかをチェックするためです。楽しくなかったら、何らか改善が必要な状態になっていると思うようにしています。

皆さんに伝えたいこと

今の活動が楽しいと思っている人には言うことはないです。楽しく過ごしてください。
今の活動が楽しいと思っていない人は、まずは自分自身で「創造の楽しさ」を1個でもいいので見つけてみましょう。見つからなかったら、周りの人に楽しさの質問をしてみましょう。きっと1個は見つかるはずです。

それでも、楽しさが見つからなかったら。多分、その仕事を辞めて、別の分野・畑で楽しい仕事をしたほうがいいと思います。
私も感じることがあったら、転職したり、職種を変えたりしています。

お仕事は楽しくやるのが一番ですね。

まとめ

自分が仕事をする上で大事にしていることを記載してみました。
imaginationは工学的に、creationはエモーショナルな観点になっていますが、常にこの2点を大事にして仕事をするようにしています。特にcreationについては、周りの人の状態も気になったりします。「楽しいですかーーー!!」と。

追伸

「創造」と「想像」の話は、2−3年前に経団連会長の年始の挨拶に出てきたときには「ドキリ」としました。パクったわけではないです。私は5年前くらいに考えてた話です。

ちなみに、この記事の内容をHさんに提出しましたが、日の目を見ることはありませんでした。
理由は「自分もうーーーん、と考えさせられて、20代の子に渡すのは劇薬になるかもしれないから」だとか。

ちゃんちゃん。。

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