前回の記事に続いてトピックスを見ていきます。今回はアクションです。
アクション
アクションを使うと、会話フロー内で Microsoft Flow を呼び出すことが出来ます。早速実装していきましょう。
アクション(フロー)の開発
VA 用のフローは Http 要求/応答を使って作成します。
※環境が複数ある場合は、VA と同じ環境にフローを作ってください。
1. https://va.ai.dynamics.com/ から VA にログイン。ワッフルメニューより Flow を別タブで起動。
2.「Solutions」を選択。表示されていない場合は、一旦「My flows」を選択してフローを初期化。
3. まだ自分のソリューションがない場合は「+ New solution」をクリック。
8. サンプルデータからスキーマを作るため「Use sample payload to generate schema」をクリック。
12.「Show advanced option」をクリック。
13. 先ほどと同じようにサンプルデータからスキーマを作成。
14.「Body」を選択し、返信内容を追加。この際 Request で取得した変数を利用。
15. フローを名前を付けて保存。ここでは「PersonalizedGreeting」として保存。ステータスが ON になっていることを確認。
アクションの利用
早速開発したアクションを使ってみます。
1. VA ポータルに戻り、Topics を選択。Greeting を編集。
2. 会話フローへ移動して最後の会話を「What's your name?」に変更。
3.「User says」を追加し、「UserName」変数を追加。既存の「User response」は不要のためゴミ箱アイコンをクリックして削除。
5.「Action」をクリックして開発した「PersonalizedGreeting」を選択。
8. 変数より「PersonalizedGreeting」を指定。
テスト
1. 画面左下の「Test your bot」をクリック。トレースを ON にして、「Start over with latest context」をクリック。
2. Greeting トピックがトリガーされるよう話しかけて、動作を確認。
3. フローポータルに戻り、開発したフローより実行された履歴を確認。
まとめ
フローを使ってアクションを実装できるため、幅広く機能を実装出来ます。また入出力が JSON 形式のため、自由にコントラクトを定義できる点も嬉しいです。より複雑なフローも今後試してみますが、まずは既存機能の紹介ということで、次回は分析について見ていきます。
参考
ビデオ:Enhance bot capabilities with Microsoft Flow in Virtual Agent for Customer Service
記事: Add actions to your bot using Microsoft Flow