Bot Builder v4 : テンプレートを使って Node.js でボットを作る

Posted at 2019-06-04

今回は Node.js 版での BotBuilder 開発の始め方を紹介します。手順は Windows 10 で試しましたが、他の OS でもほぼ同じです。

準備

まずツールやテンプレートの準備からします。

1. 以下のリンクから各種ツールをインストール。

2. 管理者として実行したコマンドプロンプトで以下のコマンドで Windows ビルドツールのインストール。※この手順は Windows 環境のみ必要

npm install -g windows-build-tools

3. 以下のコマンドで Yeoman とテンプレートをインストール。

npm install -g yo generator-botbuilder

BotBuilder は複数の要素をもったソリューションであるため、より簡単に始められるようテンプレートが用意されてます。開発言語は JavaScript または TypeScript が選択できます。またテンプレートは Echo/Core/Empty という 3 種類から選択できます。

1. 管理者としてコマンドプロンプトを実行し、以下コマンドでボットの作成。作成先のフォルダは任意。

mkdir mybot
cd mybot
yo botbuider

2. 名前、説明、言語を選択。最後にテンプレートを選択。

3. テンプレート展開後、npm install が実行されるので、終わるまで待機。

4. 以下コマンドでボットを実行。

cd mybot
npm start

5. Bot エミュレーターを起動し、File | Open Bot をクリック。

6. http://localhost:3978/api/messages 入力して Connect をクリック。

7. ボットに話しかけるとオウム返しされることを確認。

BotBuilder では前回質問した答えなど会話の状態を保持するボットを作ることが出来ます。コードは少し複雑になりますがこちらもテンプレートが用意されています。

1. 管理者としてコマンドプロンプトを実行し、以下コマンドでボットの作成。作成先のフォルダは任意。

mkdir mycorebot
cd mycorebot
yo botbuider

2. 名前、説明、言語を選択。最後にテンプレートを選択。今回は CoreBot を選択。

3. テンプレート展開後、npm install が実行されるので、終わるまで待機。

4. 以下コマンドでボットを実行。

cd mycorebot
npm start

5. 先ほどと同じ手順でエミュレーターでボットに接続。接続するとすぐ以下のようなWelcome メッセージが届く。

6. 何かしらメッセージを送ると、LUIS が構成されていないというメッセージと共に、旅行予約に関するメッセージが送られてくるので、それに回答。前回の回答がボット側で管理されていることを確認。