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まつもとゆきひろさんの講演【若手エンジニアが市場価値を上げるために必要なこと】まとめ

Last updated at Posted at 2019-12-21

こんにちは。KENと申します。

タイトルの通り、まつもとゆきひろさんさん(本文中ではMatzさんと呼ばせていただいています)の講演会にオンラインで参加してきましたので、そこで仰っていたことを忘れないようにまとめようと思います!

この講演の目的

  1. 参加者にエンジニアとして今後を考えてもらう。
  2. 参加者に何かを始めるきっかけを与える。

そもそもなぜ市場価値を高めた方が良いのか?

市場価値が高いと得をする。
主に下の2点で得をする。

  • 給料を上げられる。(正しい判断をしてくれる会社であれば)
  • ストレスを減らせる。イライラすることを減らせる。

なぜストレスが減る?

本当にやめるかどうかは別としていつでも今の会社を辞められる状態になれるから。
→我慢しなくても良くなる。つまり心理的安全を確保できる。
→笑顔で働くことができる。

Matzさんオススメのストレスを減らす技

There must be a reasonを3回唱えること!
例えば運転中後ろの車にすごく煽られて、しまいには猛スピードで抜かれた時。イライラしますよね。
そういうときに、「あーあの人はたぶん、今会社に遅刻しそうで、遅れたらこっぴどく𠮟られるから急いでいるのかな?」など理由を考えてみる。
こうすることでイライラする自分に言い聞かせることができる。

では市場価値とは何か

自分の価値?スキル?知識?

市場価値とはつまり他人からの評価です。
市場価値 = 他人からの評価

つまり自分で市場価値をコントロールするのは不可能に近い。
相手目線の判断だから。
自分の視点と他人の評価にはギャップがある。
だからスキルさえ上がれば市場価値が上がるというのは幻想にすぎない。

Rubyも同じ。
MatzさんがRubyのヒットをコントロールすることはできなかった。

コントロールはできないけど、市場価値を高める努力はできる
MatzさんがRubyを作る際にできたのは精一杯良い言語を作ることのみ。
つまり「人事を尽くして天命を待つ」!

特に下記の要素を得る努力はとても大事。

  • インデックスを作る(誰に聞けば、どう調べればその情報を得られるのかを知っていること)
  • 経験
  • キャリア (掛け合わせは強い エンジニアの後エンジニア採用人事とか)
  • コネクション (例えばgoogleの採用。普通のルートだとコンピューターサイエンスのmaster持っていないと面接してもらえないが、リファラルだと持っていなくても面接してくれることもあったり。)

でもこれらは全部自分の視点になりがち。

市場価値を高める方法

  • インベントリ
  • コネクティング・ドッツ
  • 情報発信(Twitter, Qiita, GitHub, Quora, OSS Github)

①インベントリ

自分のことについての棚卸し。まとめをする。
つまりちゃんと自分興味、関心、自分と他人の違う点を知ろう。

他人との違いは大切

日本では同調圧力とかもあるが、同調圧力への鈍感さも大事。 
違うからこそ価値が生まれる!
もちろん労働の管理者側からすると、同じような人材である方が管理しやすいし、交換しやすいという同質性のメリットはある。

でも同質性を重視する組織とはWin Winの関係が築けない。
Matzさん的には同調圧力への鈍感さを伸ばし、違いを認めてくれる企業とのWinWinの関係性を作ることをオススメする。

7つの習慣によると持続可能な取引は2種類のみ。Win WinかNo Deal。つまり同質性を重要視するような企業とはWin Loseになる必要はない。No Dealで良いのだ。

②コネクティング・ドッツ

スティーブ・ジョブズの有名な言葉。
好きなことや関心ごとを追求していった結果、それが繋がって線となり何かが新しいモノが生まれる。

つまり自分の興味、関心をインベントリで知ったら、それを全力でやろう。

Matzさんの場合
プログラミング、心理学への興味があり、英語などもたまたま使う機会に恵まれて勉強していった。そういう組み合わせがあってRubyが生まれた。まさにコネクティング・ドッツの人生。実は高校時代、理系なのにも関わらず英語、国語が得意で、数学や物理は苦手分野だった。

③情報発信

何か行動し始めたら、それをTwitterでも何でもいいから外に発信しよう。
他人の視点に立ち、あなたが人を採用する側だとすればどんな人が欲しいだろうか?と考え、自分を魅力的に見せることを意識しよう。

あなたが全く外に発信してもないのに、あなたの才能をたまたま見出してくれるという漫画のようなことはまず起こらない。。
だから他人があなたを見つけられるように、発見してもらえるように発信しよう。

ちゃんと魅せる相手を選ぶ。

ちゃんとWin Winの関係を築けるところ(会社など)にアピールしよう。

相手を侮ったり、下に見てはいけない。
全員を自分よりスゴイ所を持っていると思っておく。

すごく大切なあと二つのこと

①笑顔

笑ってみよう
ゴキゲンでいよう。あなたの魅力がプラスになる。

②ストーリーの力

自分のエピソードを紐づけて話す人は色んな人を惹きつける力がある。
話が魅力的な人は自分が体験したストーリーをたくさん持っている。ネタ帳を持とう!

まとめ

講演に参加する前は、市場価値なんてスキルさえ上げれば上がるんじゃないかと安直に考えていました。
しかし価値や評価というのは自分ではなく、他の人が決めるもの。
いかに自分という人間を他人に伝えるのか。この大切さを改めて認識できた良い機会でした。

では最後まで読んでくださりありがとうございました!!

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