回線
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データの単位
- ビット、バイト
- オクテット(8ビット)
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回線速度
- その回線でやり取りできる最大の速さ(bps)
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伝送速度
- その回線でやり取りする実際の速さ
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伝送効率(回線利用率)
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回線速度に対する伝送速度の割合
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計算式
伝送効率(%)= 伝送速度 ➗ 回線速度
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伝送時間(転送時間)
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指定の量を伝送するのに要する時間
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計算式
伝送時間 = データ量 ➗ 伝送速度
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伝送方式
- 回線交換方式
- 通信回線を占有して情報のやり取りをする方法
- 伝送時間が遅れることはない
- パケット交換方式
- データをパケット単位に分割して、複数の回線を使用して情報をやり取りする方法
- パケット
- データを小分けにして、それぞれにヘッダ(制御情報)をつけた単位
- 回線交換方式
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D/A変換器(D/Aコンバータ)
D:デジタル → A:アナログ 変換する装置
- A/D変換器はその逆
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パリティチェック方式
- 「奇遇検査方式」
- 送信するビット列に「検査用のビット(パリティビット)」をつけて送る方式
- 全ての誤りを見つけるのは無理
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CRC方式
- データを予め決められた「多項式」で割り算し、その「余り」をチェックデータとしてつけて送信する方式
IPアドレス
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IPアドレス
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32ビット
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コンピュータを識別する番号
- 最終目的値
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ネットワーク部
- 所属するネットワークを示す
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ホスト部
コンピュータのアドレスを示す
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ポート番号
- アプリケーションごとの「情報の出入り口を示す値」
- コンピュータ上のどのアプリと通信するかを識別するため
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MACアドレス
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「ネットワーク機器ごと」に割り振られている固有の宛先
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最終目的までの次の通信相手
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ベンダーID
ネットワーク機器メーカに割り与えられたコード
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固有製造番号
各メーカが自社の製品に割り当てた一意のコード
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IPv4とIPv6
IPv4 = 32bit(43億)
IPv6 = 128bit(34兆の1兆倍の1兆倍)
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グローバルIPアドレス
インターネットに接続するコンピュータに割り当てられる「世界で唯一のIPアドレス」
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プライベートIPアドレス
LAN内だけで利用するIPアドレス
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NAT
- プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する技術
- 外部と通信する際に、ルータのグローバルIPアドレスを借りてインターネットに接続するときに利用
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NAPT
- 「複数のプライベートIPアドレス」を「1つのグローバルIPアドレス」に変換する技術
- 同じLAN内で複数のコンピュータがルーターを経由してインターネットに接続できる
- ルータによって最大数が違う
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DHCP
- 「IPアドレス」を各コンピュータに「自動的に割り当てる」プロトコル
- LAN内にプラーベートIPアドレスを配る時に、重複せず適切なIPアドレスが割り振られるように制御してくれる
IPアドレス計算
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ホストアドレスの範囲
- 「ネットワークアドレス」・・・・ホストアドレス部分が全て「0」
- 「ブロードキャストアドレス」・・ホストアドレス部分が全て「1」
IPアドレス「192.168.1.1」、サブネットマスク「255.255.255.0」の場合
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ネットワークアドレスは「192.168.1.0」となります。
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ネットワークアドレスは最後の8ビット(ホスト部分)が「全て0」、つまり「192.168.1.00000000」となります。
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このネットワークでは端末に設定できるホストアドレスの範囲はネットワークアドレスとブロードキャストの2つを除外した「192.168.1.1から192.168.1.254」となります。
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IPアドレスとサブネットマスク1
IPアドレスとサブネットマスクは、どちらも全体で 32 ビットの数値であり、それを 8 ビットずつドットで区切って、それぞれの部分を 10 進数で示します。
問題に示された、
255.255.255.240
というサブネットマスクを 2 進数で表すと、11111111.11111111.11111111.11110000
10.170.70.19
という IPアドレスを 2 進数で表すと00001010.10101010. 01000110.00010011
です。上位 28 ビットの
00001010.10101010. 01000110.0001
がネットワークアドレスですが、ネットワークアドレスだけを示すときは、ホストアドレスの部分を 0 で埋める約束になっています。
したがって、下位 4 ビットを 0 で埋めた
00001010.10101010. 01000110.00010000
がネットワークアドレスであり、 10 進数で示すと、
10.170.70.16
になります。選択肢イが正解です。 -
プレフィックス表記
- この問題のホストアドレスは何ビットでしょうか? プレフィックス表記が「/23」となっているので、「32ビットのうち、先頭から23ビット目までがネットワークアドレスを表す」ということになります。つまり、残りの**「9ビットがホストアドレス」**となります。
- 次に「2進数の9ビットで表現できる値の範囲」を考えてみましょう。「2の9乗」で表現できる値は「0から511」までの512種類となります。
- このうち、端末に設定できない値は**「0(ホストアドレスが全て0)」のネットワークアドレスと「511(ホストアドレスが全て1)」**のブロードキャストアドレスの2つになります。
- したがって、端末に設定できるアドレスの範囲は「1から510」、設定できる台数は「最大510台」となります。
サブネットマスク
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サブネットマスクとは
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IPアドレスのネットワーク部とホスト部を区別するための番号
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ネットワーク部を1で示す
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ホスト部を0で示す
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アドレスプレフィックス表記法
- IPアドレスに含まれる「ネットワーク部の桁数」を表す方法
- IPアドレス / ネットワーク部の桁数
- 10.10.70.19 / 28
上記では28ビットがネットワーク部
残りの4ビットがホスト部だと表している
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ネットワークアドレス
- ホスト部が全部「0」のIPアドレス
- LANの識別に利用
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ブロードキャストアドレス
- ホスト部が全部「1」のIPアドレス
- 同一ネットワークの全てのホストと通信するときに利用
通信プロトコル
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モデル
- OSI基本参照モデル
- TCP/IP
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ネットワーク機器
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リピーター
- 物理層でデータの中継を行う装置
- 長いケーブルを通ってきて、弱まった信号を「修繕」する役割
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ブリッジ
- データリンク層でデータの中継を行う装置
- MACアドレスを見て、「データを別のLANに渡すべきか」を判断
- 複数のLANを繋いだものを「スイッチングハブ」や「L2スイッチ」などという
- 他のLANへのデータなら全てのLANに送る
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ルータ
- ネットワーク層でデータを中継する装置
- データのIPアドレスを見て「ルーティング」を行う
- ルーティングとは「経路選択」
- 指定されたLANにだけ送る
- L2スイッチに「ルーティング」機能をつけたのが「L3スイッチ」
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ゲートウェイ
トランスポート層以上で「異なるプロトコル」へのデータを中継する装置
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メール
- MIME
- 電子メールでマルチメディアをさまざまな形式で転送するための規格
- 電子メールは英語圏の規格なので、日本語を一旦英語の文字コードに変換して転送している。この時に使用されるのがMIME。
- S/MIME(メールを暗号化する規格)