Core plot

Core Plotを使用してXcodeのStoryboardでUNIX時刻と温度のグラフを描画する方法について、詳細な手順を説明します。

1. CocoaPodsを使用してCore Plotをインストール：

   まず、CocoaPodsを使用してCore Plotライブラリをプロジェクトにインストールします。プロジェクトのルートディレクトリでPodfileという名前のファイルを作成または編集し、以下の行を追加します：

   pod 'CorePlot'
   

   ターミナルでプロジェクトのディレクトリに移動し、次のコマンドを実行してライブラリをインストールします：

   pod install
   

2. StoryboardでCPTGraphHostingViewを配置：

   Storyboard上にUIView（CPTGraphHostingView）を配置します。このUIViewは、Core Plotのグラフを描画するためのコンテナとして使用します。UIViewのサイズと配置を調整します。

3. ViewControllerにCore Plotを追加：

   今度は、ViewControllerにCore Plotを統合します。ViewControllerのSwiftファイルを開き、Core Plotをインポートします：

   import CorePlot
   

4. UIViewとグラフの関連付け：

   Storyboard上のCPTGraphHostingViewをViewControllerに関連付けます。IBOutletを使用して接続し、グラフを描画するためのプロパティとして指定します。例えば：

   @IBOutlet weak var graphView: CPTGraphHostingView!
   

5. データの準備：

   UNIX時刻と温度のデータを取得または準備します。データは日付情報を含む必要があります。このデータをグラフに表示するためのデータポイントとして使用します。

6. グラフの描画：

   グラフを描画するために、以下のコードを追加します：

   // グラフを作成
   let graph = CPTXYGraph(frame: CGRect.zero)
   
   // プロットスペースを作成
   let plotSpace = graph.defaultPlotSpace as? CPTXYPlotSpace
   
   // データソースを設定
   let dataSource = YourCorePlotDataSource(dataPoints: dataPoints) // YourCorePlotDataSourceは後で作成します
   graph.addPlot(dataSource)
   
   // グラフをホスティングビューに設定
   graphView.hostedGraph = graph
   

   ここで、dataPointsはデータポイントの配列で、各データポイントはUNIX時刻と温度を含みます。

7. データソースの作成：

   Core Plotにデータを提供するために、カスタムデータソースを作成します。このデータソースはCPTPlotDataSourceプロトコルを実装します。具体的な実装は次の通りです：

   class YourCorePlotDataSource: NSObject, CPTPlotDataSource {
       var dataPoints: [(x: Double, y: Double)]
   
       init(dataPoints: [(x: Double, y: Double)]) {
           self.dataPoints = dataPoints
       }
   
       func numberOfRecords(for plot: CPTPlot) -> UInt {
           return UInt(dataPoints.count)
       }
   
       func number(for plot: CPTPlot, field fieldEnum: UInt, record idx: UInt) -> Any? {
           let dataPoint = dataPoints[Int(idx)]
           if fieldEnum == UInt(CPTScatterPlotField.X.rawValue) {
               return dataPoint.x as NSNumber
           } else {
               return dataPoint.y as NSNumber
           }
       }
   }
   

   これで、データポイントを提供し、プロットをカスタマイズする準備が整いました。

これらの手順に従うと、Core Plotを使用してUNIX時刻と温度のグラフを描画し、日付がわかるように表示できます。 Core Plotの詳細なカスタマイズについては、Core Plotの公式ドキュメンテーションやサンプルコードを参照してください。