23
24

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

お題は不問!Qiita Engineer Festa 2023で記事投稿!

OpenAI関連のAPIについてまとめてみた

Last updated at Posted at 2023-07-13

最初に

OpenAIが公開しているAPIとMicrosoft Azureが提供するOpenAIのサービスについて、いくつかの資料を基にまとめてみました。
全体的な概要を把握したい方や、OpenAI APIとAzure OpenAI Serviceの違いを理解したい方向けの資料となっています。詳細情報を探している方は、参考資料をご覧いただければ幸いです。

あくまで私個人の調査に基づく情報ですので、間違いや不足があればコメントいただければ修正いたします!

OpenAI-APIとAzure-OpenAI-Serviceの比較

概要

OpenAI-API

OpenAI社が直接提供しているAPI

Azure-OpenAI-Service

Microsoft Azureが提供するOpenAIのサービス。Azureのクラウドインフラストラクチャを通じてOpenAIの技術を利用することができる。Azureの管理画面からサービスを設定し、AzureのAPIキーを使用してサービスを利用。

利用できるAPI

OpenAI-API

  • GPT-4.0(waitlist、8月から一般公開予定)
    • GPT-3.5 を改善し、自然言語またはコードを理解して生成できる一連のモデル
  • GPT-3.5
    • 自然言語とコードを理解および生成する最新モデル。
  • DALL-E
    • 自然言語から画像を生成・編集するモデル
  • Whisper
    • 音声をテキストに変換するモデル
  • Embeddings
    • 埋め込み (ベクトル表現) を生成するモデル
  • Codex
    • コードを理解および生成するモデル
  • Moderation
    • センシティブおよび 安全でない文章を検出するモデル
  • GPT-3
    • 自然言語を理解および生成する旧モデル

Azure-OpenAI-Service

  • GPT-4.0
  • GPT-3.5
  • GPT-3.0
  • Embeddings
  • Codex
  • DALL-E

WhisperとModerationが利用できない。

レスポンス速度

OpenAI-API

不安定になることがある。(日本時間夜)

Azure-OpenAI-Service

恒常的に安定している。

セキュリティー

OpenAI-API

インターネット経由でのアクセスになるので、APIKey流出時のリスクが大きい。

Azure-OpenAI-Service

Azureが用意している仮想ネットワークにより、インターネットを経由しなくても良い。
(APIKeyが万が一流出しても、VPC内に入れらなければ問題ない。)
※AWSで例えると、VPC内にAPIのエンドポイントを設定するイメージ

入力データの学習について

どちらも学習には使用されない。

料金

どちらも同じ。(現時点)
※Azure独自のサービスを組み込む場合、別途使用料金が必要。

利用方法およびリリース関連

OpenAI-API

本家になるので、新規機能やプラグインなどのリリースは早い。
また、OpenAI-APIのAPIKeyを発行するだけで使用できるなど、利用ハードルは低め。

Azure-OpenAI-Service

Azure-OpenAI-Serviceへ利用申請が必要で許可制になっている。

まとめ

レスポンス速度やセキュリティ面ではAzure-OpenAI-Service、利用までの手軽さではOpenAI-APIが優っています。
プロダクト開発にはAzure-OpenAI-Serviceを、プロト作成ではOpenAI-APIを利用すると良いのではないでしょうか??

参考記事

23
24
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
23
24

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?