はじめに
日々の業務の日誌に皆さんは何を使用しているだろうか.例えば,本記事で紹介するような備忘録はどのように管理しているだろうか.私は Logseq というツールを使って管理している.本記事ではこのツールを Linux (Ubuntu 24.04)にインストールする方法を紹介する.
本記事は Logseq に依らず,AppImage 全般の実行方法を提供することにつながるかもしれない.
手順
- https://logseq.com/downloads にて,linux 版 Logseq (AppImage) をダウンロード
-
https://appimage.org/ にあるように,ダウンロードした AppImage を実行できるようにする.例えば,ホームディレクトリに Logseq の AppImage をおいた場合,
chmod a+x Logseq-linux-x64-xxx.AppImage
とすればよい.ここで,xxx
はバージョンを表すので,適当な数字に置き換えること. - AppImage の公式サイトによれば,
./Logseq-linux-x64-xxx.AppImage
を実行すれば起動するとのことらしいが,AppImage require FUSE to run
とのエラーメッセージが出力された場合は以下のことを追加で行う.sudo add-apt-repository universe sudo apt install libfuse2t64 # Ubuntu 22.04 以降
- ここでもう一度 AppImage を実行しても以下のようなエラーメッセージが出力される場合がある(特に Ubuntu 24.04).
この場合は, https://github.com/VOICEVOX/voicevox/issues/2071#issuecomment-2113967598 を参考に,いずれかの回避策を打つ.最も手っ取り早いのは
[xxxxx:xxxx/xxxxxx.xxxxx:FATAL:setuid_sandbox_host.cc(158)] The SUID sandbox helper binary wad found, but is not configured correctly. ...
./Logseq-linux-x64-xxx.AppImage --no-sandbox
とオプションをつけることであろう.