C言語 __attribute__((destructor))を使用したメモリリークチェック

関数属性を使ったデバッグ方法

__attribute__((destructor))を使用して、属性を付与します。
デストラクタ属性により、main（）が完了した後、またはexit（）が呼び出された後、関数が自動的に呼び出されます。

コードと使用方法

以下のコードを記述したファイルを別途作成し、コンパイル時に巻き込んで、実行します。

リークがある場合は、標準エラー出力とleaksoutというファイルにエラーログが出力されます。

#include <stdlib.h>
#include <stdio.h>
#include <unistd.h>

__attribute__((destructor))
void    destructor(void)
{
    int     status;
    char    buf[50];

    snprintf(buf, 50, "leaks %d &> leaksout", getpid());
    status = system(buf);
    if (status)
    {
        write(2, "leak!!!\n", 8);
        system("cat leaksout >/dev/stderr");
        exit(1);
    }
}

以下のようにして、宣言と定義を分けて書くこともできます。

void end(void)__attribute__((destructor));

void end(void)
{
    system("leaks pipex");
}

参考

Function Attributes - Using the GNU Compiler Collection (GCC)