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FTPサーバーを触ってみる

Last updated at Posted at 2025-03-16

image.png

こんにちは!
Linux環境でFTPサーバーの構築を試してみました。その手順と結果を共有します!

FTPとは

FTP(File Transfer Protocol)は、ネットワーク上でファイルを転送するための通信プロトコルの一つです。主にサーバーとクライアント間でファイルのアップロードやダウンロードを行う際に使用されます。

FTPの仕組み

通信には 2つのポート を使用します。

コマンド(制御)接続(ポート 21)

ユーザー認証やコマンドの送受信を行う。

データ接続(ポート 20 または動的なポート)

ファイルの送受信に使われる。

FTPの通信モード

FTPには アクティブモード と パッシブモード の2つの通信モードがあります。

アクティブモード

クライアントがサーバーにポート21で接続し、データ転送用のポートを通知。
サーバーがポート20を使ってクライアントの指定ポートに接続し、データ転送を行う。

パッシブモード

クライアントがサーバーにポート21で接続し、「パッシブモードを使用する」ことを要求。
サーバーが転送用のランダムなポートを開放し、クライアントに通知。
クライアントが通知されたポートに接続し、データ転送を行う。

実際にLinuxに試してみる

では、FTPを実際にローカル環境で試していきたいと思います。
今回は、ローカルで作成した下記のHTMLをFTPで移動して、WEBサーバにて表示されるようにします。

image.png

前提条件

  • Ubuntuサーバーが動作している
  • Apache(Webサーバー)がインストールされている
  • 192.168.~.~ をUbuntuサーバーのIPとする

1. FTPサーバーのインストール

まずはvsftpdをインストールします。

sudo apt update
sudo apt install -y vsftpd

2. 設定ファイルの編集

FTPの設定をカスタマイズするために、/etc/vsftpd.confを編集します。
権限の設定やどのファイルを共有のサーバーとするかの設定を書いています。

local_enable=YES
write_enable=YES
allow_writeable_chroot=YES
local_root=/var/www/html
force_dot_files=YES

3. FTP接続の確認

クライアントからFTP接続を試みます。
ローカルからは以下をエクスプローラーに入力することで接続できます。

ftp:<IPアドレス>

image.png

ここで認証情報を入力することでファイルサーバーにログインできました。

image.png

ここにHTMLファイルを格納してみます

image.png

これでブラウザをアクセスしてみます!

image.png

まとめ

以上で、UbuntuにFTPサーバーを導入し、/var/www/html配下のファイルを直接操作できるように設定しました。今回はセキュリティを全く考慮していません。
必要に応じてSSL/TLSの設定や、SFTPの導入も検討してください。

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