仮想環境とは
仮想環境(venv) = プロジェクト専用の Python 実行環境です。
普通、Python を PC にインストールすると 全体に共通の Python + ライブラリ環境 ができます(これを「グローバル環境」と呼びます)。
しかし、複数のプロジェクトを作ると、ライブラリのバージョンが衝突することがあります。
例:
プロジェクトA → Django 3.x
プロジェクトB → Django 4.x
グローバル環境だと共存できません。
そこで、プロジェクトごとに 独立した Python 環境 を作るのが「仮想環境」です。
仮想環境を作成する流れ
作成
py -m venv .venv
.venvフォルダが作成される
・フォルダ内にpython実行ファイル、pip、ライブラリ格納フォルダがコピーされる。
有効化
PowerShellの場合
.venv\Scripts\Activate.ps1
コマンドプロンプトの場合
.venv\Scripts\activate.bat
先頭に (.venv) がついて、仮想環境が有効になったことがわかる
ライブラリ管理
pip install requests
pip list
この仮想環境内だけでライブラリがインストールされる
終了
deactivate
仮想環境を抜けて、グローバル環境に戻る