私はこんな人です
メタップスという会社で新卒・中途採用の人事をしています。
応募書類/SNSなどなどでエンジニアさんのプロフィールは年間1000人はお見かけします。
年間に100人ってことはないですが、そこそこエンジニアの方と面談などでお話します。
会社では週に10時間くらいはエンジニアさんと会話を楽しんでいます。
コードは書けないです。(勉強したいと思い続けて10年。本当にごめんなさい。)
人事からみた未経験エンジニア就活の難所突破について書きます
人事視点で「これやればうまく就職できそうなのにな!」ということをツラツラ書きます。
(個人的に思うところなので、責任は取れません。本当にごめんなさい。)
「意外とそんなところ見てるんだな」
「簡単に直せそうだから工夫してみよ」
「遠慮していたけど、やってみよ」
みたいな感情になって、就活や転職活動が素敵なものとなり、
やってみたかった経験を味わえる良い出会いがあること祈りながら書きます!
提出書類や資料について
ここが肝です。
オンラインエンジニアスクールが最盛期だった頃は、30-40社に書類を提出しても面談にたどり着けずに終わってしまうという話もよく聞きました。
特に、未経験からの初手でSierやSESではなく自社開発のWEB系の会社を目指す場合はかなりのハードルです。
以下の項目について、特に意識して書類を提出すると、きっといいことが起きます。
それぞれ留意点を書いていきます。
エンジニアになる理由
未経験からエンジニアを志した人の中で、動きだしてから1年後、2年後、3年後と時間が経つにつれて、エンジニアとして道を歩むことをやめる人が増えていきます。
2年後でも半分も残っていない印象です。
※スクールに通ったり、なんらかの勉強をしている方のTwitterをたくさんフォローしてきましたが、2年もすると別の職種になっていたり勉強をやめています。
なので、しっかり書いた方がいいです。
6割くらいの人は、この人はエンジニアとして続けていけなくなっちゃうんじゃないか...と不安になります。
エンジニアは、お金を稼ぐためだけでなる職種ではありません。
エンジニアは、なればすぐに自由を謳歌できる職種ではありません。
エンジニアは、「エンジニア」という肩書きを得る目的だけで目指す職種ではありません。
エンジニアは、未経験から1000時間の勉強を仮にしても即戦力になれる職種ではありません。
僕のエンジニアイメージは、
もっと物作りが好きで職人気質と遊び心を持ったかっこいい人たちです。
そうした姿に自分はなれるのだろうか、しっかり自分と相談をして、その答えを書類に書かれた方が素敵です。
何かワクワクするきっかけがあって、エンジニアさんを志したのだと思うので、そうしたことを丁寧に説明し、読み手の不安を打ち消してほしいです!
ポートフォリオ
未経験からの就職の場合は、基本的にポートフォリオを作ってください!
履歴書でも、Wantedlyでも、個人サイトにでもいいので載せていただけると嬉しいです。
ログインが必要なものはテストアカウントなどと一緒にアクセスできる形で載せてください。
ここから、この記事で唯一くらいの大事なお話を書きます。
必ず、自分が欲しいと思ったものを作ってください。
エンジニアとして生きていくには、きっとそういう気持ちが大事なんです。
やらされている感で作ったものを載せてOKということではないです。
未経験エンジニアの方のポートフォリオでスケジュール管理やタスク管理のアプリをよく見かけますが、メイン機能はスケジュールやタスクの管理でも全然よいです。ただ自分の目的にあった機能をいれないと厳しいと思います。
例えばスケジュール管理アプリを作るとして、自分はインディーズのバンドのライブにいくのが好きだから、そういう情報の管理がしやすいように設計しようとか、ライブ会場の情報だけでなく感想もスケジュール帳に入れたかったんだよねといった自分の感情をもとにした機能が入っている必要があります。
ポートフォリオを載せることだけが目的になってしまっては、これからも目的と手段を間違えてしまうと思います。
エンジニアさんにとって(どの社会人でもそうですけど)目的と手段を間違えてしまうのは深刻な問題です。
そして、こう思うようになった理由は別になります。
人事とはいえ(エンジニアの面接官ならばなおさら)エンジニアスクールや選考課題で出されたために作成したポートフォリオかどうかは判断できます。
僕も、ここのエンジニアスクールさんはこういう課題をみんなに出しているんだな、とある程度覚えています。
つまりは多くの方は、全く同じ目的で、全く同じ方法で、ほぼ同じものをポートフォリオとして載せています。
これでは際立った自分の良さをアピールできないと思います。
そうなってしまっている方は、ぜひ自分のスキルを活かして、身近なことでよいので自分にとって便利だなというものを作ろうとしてみてください!
また致命的になってしまう凡ミスもあるので、ご注意ください。
よくある凡ミス
- README的なものが無いor誤字脱字が多い
→コードだとtypoだしバグるかも - リンク切れ(4割くらいの方...リンク切れています。定期的に確認を)
→実サービスだと致命傷 - ログインできない(テストアカウントがない&新規アカウント作成できない)
→実サービスだと報告書レベル
GitHub
載せてください!
どんな環境で作っていたのかも伝えやすいので。
エンジニアではない私ですが、Githubに載っているコードで、さすがにな...と思うところでいいますと、大文字と小文字が入り混じっていたり、異常に変なスペースが入っていたりすると開発スキルのことはわからないですが、「(面接官という)人にみせるものなのにな」という気持ち以上に、今後チームで開発した際に、他の人が自分のコードをあとで見ることとかを無視しちゃう性格なのかな... などいろいろ気になりますのでNGです。
最後に
以上のことを確認したら、ぜひ応募してみてください!
もちろんメタップスに応募してくださったらばとても嬉しいです。
書類選考以降のハードルについては、お気軽に面談で相談にのることも歓迎です!
ぜひ、自分がわくわくするようなものを作ってみてください!!
楽しみに待っています!