make
関数について
Go言語には、特定の型を初期化するための関数、make
があります。この関数を理解することで、Goのデータ構造をより効果的に使用することができます。
make
って何?
make
関数は、Goのいくつかの特定の型(スライス、マップ、チャネル)を初期化して、使用可能な状態での値を返すための関数です。
作成できる型
1. スライスの初期化
スライスは、配列の部分的なビューを提供するデータ構造です。make
を使用することで、指定したサイズと容量のスライスを生成できます。
s := make([]int, 5) // 長さ5、容量5のintスライス
2. マップの初期化
マップは、キーと値のペアを保存するためのデータ構造です。make
を使用して、新しい空のマップを作成できます。
m := make(map[string]int) // stringをキーとし、intを値とするマップ
3. チャネルの初期化
チャネルは、ゴルーチン間での通信や同期をサポートするデータ構造です。make
でチャネルを初期化すると、データの送受信が可能になります。
ch := make(chan int) // int型のデータを送受信するためのチャネル
まとめ
Go言語のmake
関数は、特定の型(スライス、マップ、チャネル)を初期化し、すぐに使用できるようにするための便利なビルトイン関数です。