背景
だんだん自分も年齢を重ねてきて、若人に「おすすめの本を教えてください!」といわれることが増えてきた。
そのたびに毎回Kindleを眺め、「どれだっけ…」とか「うーん」とかやっている時間はもったいない。
そんなわけで、記憶の外部化を進めるためにこちらにおすすめ本を記載しておこうと思う。
資料作成編
日本語の作文技術
とにかく仕事をしていると、一体何が書きたいんですか?と思われる文章を多く目にする。
しかし、それも当然である。日本国では意外と作文技術を教わることはない。
ぜひ、これを参考にして、読みやすい日本語を書いてほしい限りである。
理科系の作文技術
こちらも日本語作文技術の本である。
上記と何が違うといえば、タイトルにあるように「理科系」にフォーカスされている。
理系的な文章の書き方を学ぶことができるので、エンジニアの皆さんにもおすすめの本である。
ドキュメント・コミュニケーションの全体観
上巻と下巻の二巻組。
ドキュメント作成において、重要な観点を与えてもらったという点で、非常に役に立った本だった。
ソフトウェア開発編
ソフトウェア品質会計: NECの高品質ソフトウェア開発を支える品質保証技術
紹介している人をネットで見たことがないが、実は新人向けに良い本だと思う。
なぜならこの本には、上流工程の品質がSW開発において非常に重要であることが書かれている。
新人はいきなりコーディングから始めがちだし、それを問題視しているわけではない。
しかし、要件定義や設計を行う技術を持ってれば、高品質なSW開発にとってコーディング技術は大きな問題にはならない(気がする)。
そんな観点を伝えるために良い本だと思う。
エンジニア組織を強くする 開発生産性の教科書 ~事例から学ぶ、生産性向上への取り組み方~
エンジニアには、開発生産性を高めることが常に求められている。
そしてエンジニアとはできるだけ働きたくない生き物でもある。
だからこそ、新人にはこれをご紹介しておきたい。
Good Code, Bad Code ~持続可能な開発のためのソフトウェアエンジニア的思考
エンジニアが自分以外のエンジニアに思うのは、「もう少しソースの可読性高めてよ」である。
多分そう思ったことのないエンジニアなんかいないと思う。そうでもないのかもしれないが。
とにかく、自分本位な私と一緒に働く若手には可読性の高いコードを書いてもらう必要がある。
Pythonがメインの私にとっては、Java系がメイン(だったと思う)のこの本は少し読みにくいものの、
良いコードを書くための重要な観点は十分に書かれてある。
VTuberサプーが教える! Python 初心者のコード/プロのコード
Python初心者から卒業しようと思ったら、これを読むべきである。
Vtuberが書いてるだけあって読みやすく、可読性や運用性を高めるにあたっても非常に役立つ。
若手のPythonエンジニアにぜひ紹介してほしい。