#Oculus Go とは
これまであまりなかった、スタンドアローン型のVR端末です。
そして、手に届くくらいの安価な値段であったため、学生さんなどでも手に入れやすく開発できるようになりました。
#Oculus Go を手に入れよう。
2018年11月現在、日本の正規代理店等はなく、 Oculus公式サイトで注文してアメリカから発送してもらう形になります。
https://www.oculus.com/go/
2019年現在はAmazonJapanからも正規輸入品を購入することができます.
倍の容量で 6000円しか違わないので、 64GBの方がおすすめです。
以下のように、住所など申込みフォームは英語なので、間違いのないように入力しましょう。
ポチったら、届くまでしばらく待ちましょう。
#Oculus Goで遊んでみよう。
おすすめアプリをいくつかご紹介
・Oculus Videoや Facebook360 (世界中の360度動画が見られる)
・Netflix VR(大画面で映画が見られます。)
・Jurassic World:Blue(ジュラシックパークの世界に入り込んだ感覚になります。)
・Shooting showdown 2 (世界中の人と対戦できるシューティングゲーム)
#必要となるPCのスペックについて
スタンドアローン形式ではなく、PCで処理を行うOculus Riftや HTC Vive用のゲームを開発したいと考えている方は、GTX1070や GTX1080など、高性能なグラフィックボードを積んでいるいわゆる「VR READY」と呼ばれるPCが必要となります。
ツクモさんなどがVR向けのPCを販売しているので、参考までにご紹介しておきます。
・VR向けデスクトップPC
https://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/vr/vive/
・ハイスペックノートPC
https://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/game/note/n1586j/
ひとまず、Oculus Goで開発してみたいというかたは、ひとまず今あるPCで触ってみて、どうしても遅い場合は買い替えた方がよいかもしれません。
#Oculus Go を PCに認識させよう。
これが結構大変でした。
###1. Unityのインストール
Personal版は無料です。個人の範囲で製作したり、遊んだりする方は無料版で十分です。
https://store.unity.com/ja
また、Unityのバージョンが古いと Oculus Goに対応していないため最新版にUpdateしましょう。
当初、私もバージョンが古かったため、エラーがでました。
###2.JDK(Java SE Development Kit )のインストール
はい、ここで重要なのが最新版はNGということです。エラーが出てしまいます。
(もしかしたら、現在は改善されているかもしれませんが、)私は
1.8.0_171-b11
と少し古いものを入れてエラーが消えました。
JDK8 ダウンロードページ
https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.html
古いバージョンの JDK8 はこちらからダウンロードできます。
https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/8u-relnotes-2225394.html
###3. Android SDK(Software Development Kit)のインストール
Android Studioをダウンロード
https://developer.android.com/studio/
ダウンロードしたら、実行して、Configureの SDK Managerを選択。
必要なSDKを選択して、OKでインストールが始まります。
###4.JDK, SDKをセッティング
Unityを開いて、Edit → preferences
PreferencesのExternal Tool のAndroid欄の JDK, SDKのパスを通します。
先ほど、ダウンロードしたJDK,SDKのファイルの位置を確認してパスの貼り付け or Browseボタンで自動で検索してくれてパスが入ります。
###5. Oculus Go側での開発者モードへの変更。
まずは、スマホに Oculusのアプリをインストール。
ログインして、右下のSetting → Oculus Go XXXXX(Serial Number) → More Setting → Developer Mode → Developer Modeを On
###6. コマンドラインツールでデバイスを認識を確認。
Android Debug Bridgeのコマンドを使って、デバイスを認識しているか確認します。
ちなみに、Android Debug Bridge(adb)は、エミュレータ インスタンスや接続された Android 端末と通信できる用途の広いコマンドライン ツールです。
> adb devices
でPCに認識されているか確認。
認識されていれば、以下のような表示になります。
List of devices attached XXXXXXXXX device
ここまでやれば、ひとまずまでは認識されるはずです。
###7. Oculus Go で開発するためのUnity側のセッティング
Oculus GoはAndroidで動いているので、Androidを選択して Switch platform で変更してください。
Unityのマークつくと、正しく変更されました。
次に、
Player Settings を開き、Minimum API Levelを 19にします。(Levelが19以下だと、後々Buildした際にエラーがでます。)
XR Settingの Virtual Reality Supported にチェックを入れます。
これを入れておかないと、頭を振っても同じ画面のまま360度の感じが出ません。
いかがだったでしょうか。この記事を参考に、みんながOculus Goでゲームなどの開発に取り組んでくれるとうれしいです。
私は、VRの詳しい方にマンツーマンで教えていただいたのですが、いろんな箇所でつまずいて大変でした。
ちゃんとインストールから簡単なゲーム作りについての本がでないとみんな開発できないでしょ。と思っていたので,本にまとめました.よかったらご購入お願いいたします.