#OpenXRとは
OpenXRは、バーチャルリアリティおよび拡張現実プラットフォームおよびデバイスへのアクセスに関するオープンでロイヤリティフリーの規格です。クロノス・グループ コンソーシアムによって管理されているワーキンググループによって開発されています。
#リリース
OpenXRは2017年2月27日のGame Developers Conference 2017にてクロノス・グループによって発表されました。
規格の暫定版は2019年3月18日にリリースされ、開発者と実装者がそれに関するフィードバックを送ることができます。
2つの層があります。
##Application Interface層
今回リリースされたVersion 0.9でこのAPI層が提供されました。
##Device Plugin Interface層
各デバイスへの対応は、Version 1.0以降で、2019年後半ごろにリリースされる予定のようです。
#何が変わるの?!
Unityを例にとって説明します。
現状、UnityではBuildをする際に、下の図のようにプラットフォームを選択するようになっています。そして、PlatformごとにBuildをする必要があります。
OpenXRが実装されると、PlatformごとにBuildをする必要がなくなり、Buildしたものはどのプラットフォームでも実行することができるようになります。(たぶん!)
OpenXRがなんのために議論されているか、少しイメージがついたでしょうか。
#公式サイトで用意されているもの
1.Web XR 概要のスライド(英語版)
https://www.khronos.org/assets/uploads/apis/OpenXR-Update-GDC_v20190316c_Mar19.pdf
2.Manual
https://www.khronos.org/registry/OpenXR/specs/0.90/html/xrspec.html#introduction
3.サンプルコード
https://github.com/KhronosGroup/OpenXR-SDK
#おまけ(Tシャツ売ってるみたいです。)
公式ストア
https://www.khronos.org/store