JavaScriptの関数マスター:定義と戻り値を徹底解説!
こんにちは、JavaScriptを学んでいる皆さん!今回は、プログラミングの要となる関数について、特にその定義方法と戻り値(return)の使い方を詳しく見ていきます。
1. 関数の基本
関数は、特定のタスクを実行するためのコードブロックです。これを使うことで、コードの再利用性が高まり、プログラムの構造化が容易になります。
関数の定義
JavaScriptでは、関数を定義する方法がいくつかあります:
- 関数宣言
function greeting(name) {
console.log("Hello, " + name + "!");
}
- 関数式
const greeting = function(name) {
console.log("Hello, " + name + "!");
};
- アロー関数(ES6以降)
const greeting = (name) => {
console.log("Hello, " + name + "!");
};
2. 戻り値(return)
関数は処理を行うだけでなく、値を「返す」ことができます。これを「戻り値」と呼びます。
returnの基本
function add(a, b) {
return a + b;
}
let result = add(3, 4);
console.log(result); // 7
このadd
関数は、二つの数値を足し算し、その結果を返します。
複数の値の返却
JavaScriptでは、一度に複数の値を返すことはできませんが、オブジェクトや配列を使って複数の値をまとめて返すことができます。
function getPersonInfo() {
return {
name: "Alice",
age: 30,
city: "New York"
};
}
let person = getPersonInfo();
console.log(person.name); // "Alice"
早期return
条件に応じて関数の実行を早期に終了させたい場合、returnを使用できます。
function divide(a, b) {
if (b === 0) {
return "Error: Division by zero";
}
return a / b;
}
console.log(divide(10, 2)); // 5
console.log(divide(10, 0)); // "Error: Division by zero"
3. 練習問題
-
2つの数値を受け取り、大きい方の数を返す関数
max
を作成してください。 -
文字列を受け取り、その文字列が空文字でない場合はその文字列を、空文字の場合は"Empty string"を返す関数
checkString
を作成してください。
答えは以下の通りです:
function max(a, b) {
return a > b ? a : b;
}
function checkString(str) {
return str !== "" ? str : "Empty string";
}
関数と戻り値を適切に使用することで、より柔軟で再利用可能なコードを書くことができます。これらの概念をしっかり理解し、日々のコーディングに活用してみてください!
次回は、関数のスコープとクロージャについて詳しく見ていく予定です。それでは、Happy Coding!