従来のアップグレードやシステム移行では、OS/DB構成はそのままで、最新HWへ更新を伴うため、パフォーマンス問題はあまり発生しませんでした。
cloudへのリフトや、S/4HANA化を行うと、Cloudならではの特性、インスタンス構成変更、DB変更の影響を受けて、パフォーマンス問題が発生する事が多いです。
そんな時、個別にトレースをとっても良いのですが、BASISだけでできる調査がABAPmeterです。
これは、ABAP実行環境の調査なのでアプリ視点で調査ができます。
実施方法は、下記の通り。
Transaction ST13 -> perf_tool -> ABAPMETER
OR
Transaction SE38 or SA38 -> Program /SSA/CAT -> Execute (F8)
実行時間は1~2秒なので悩むくらいならすぐやりましょう。
結果はこんな感じです。
このようにベンチマーク結果のみが表示されます。
これだけではどこに原因があるか特定は困難ですが、現/新の比較であればどこが問題なのかすぐに特定できます。
尚、クラウド環境でのパフォーマンス問題はだいたいはAP-DB間のネットワークレイテンシの問題のことが多いです。
ちなみに、クラウド上で本稼働させた後も、定期的にモニタリングしたほうが良いと、Note.1612283に書いてありました。
なるほど、クラウド環境では、VM下のレイヤの状況がわかりませんが、特定の指標でパフォーマンスチェックしておくことで、クラウドの基盤不調を察知できるかもしれないですね。
2879613 - ABAPMETER in NetWeaver AS ABAP
1612283 - Hardware Configuration Standards and Guidance