概要
- 対象年齢: 10歳~
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目的:
- AI(エーアイ:Artificial Intelligence)の仕組みを体験する
- 簡単なプログラミングでゲームを作る楽しさを知る
準備するもの
- インターネットに接続されたパソコン(カメラ付き)
- Teachable Machine(ティーチャブル・マシン)へのアクセス ( https://teachablemachine.withgoogle.com/ )
- 拡張版Scratchの公式サイトStreach3(スクラッチ)へのアクセス ( https://stretch3.github.io/)
- (オプション:特徴量を増やす小道具)カラー手袋、紙テープ、テーピング等
時間配分 (全体で約10分 + α)
- 説明・準備 (2分)
- Teachable Machine(ティーチャブル・マシン)で学習 (4分)
- Scratch(スクラッチ)でプログラミング (3分)
- 遊んでみよう! (1分)
- 精度アップ演習 (時間に応じて)
手順1:説明・準備 (2分)
- AI(エーアイ)って知ってる?
- みんなの手や声を認識して、反応してくれるプログラムのことだよ!
- 今日は、みんなの手の形をAI(エーアイ)に教えて、じゃんけんゲームを作るよ!
- 使うツールを紹介
- Teachable Machine(ティーチャブル・マシン): AI(エーアイ)に画像や音を教えるためのツール
- Scratch(スクラッチ): ブロックを組み合わせて、簡単にプログラムが作れるツール
- パソコンを開いて、Teachable Machine(ティーチャブル・マシン)とScratch(スクラッチ)を開いておこう!
手順2:Teachable Machineで学習 (4分)
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ブラウザー(Chromeクローム)で、下記アドレスを開く
https://teachablemachine.withgoogle.com/ -
Teachable Machine(ティーチャブル・マシン)で「画像プロジェクト (Image Project)」⇒「標準の画像モデル (Standard image model)」を選択
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事前に、Case3を追加しておきましょう
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「1 (グー)」のクラス:
- 「ウェブカメラ (Webcam)」で「グー」を撮影(ボタン”長押しして撮影”で20枚くらい撮る)
- ポイント:同じ写真にならないように、少し角度や位置を変えると良い!
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「2 (チョキ)」のクラス:
- 「ウェブカメラ (Webcam)」で「チョキ」を撮影
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「3 (パー)」のクラス:
- 「ウェブカメラ (Webcam)」で「パー」を撮影、
- モデルをトレーニング する
手順3:Scratchでプログラミング (3分)
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ブラウザー(Chromeクローム)で、下記アドレスを開く
https://stretch3.github.io/ -
「拡張機能を追加 」⇒「TM2Scratch」を選択
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制御⇒旗が押されたとき
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TM2Scratch⇒カメラを””に切り替える
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TM2Scratch⇒画像分類モデルURL
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「1 (グー)」を判定:
- TM2Scratch⇒画像ラベル””を受け取ったとき
- ””の中を**「1」**に変更
- 見た目⇒こんにちはという⇒「こんにちは」を「ぐー」に変更
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「2 (チョキ)」と「3 (パー)」も同様に作成:「チョキ! (2!)」「パー! (3!)」と言うように
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Teachable Machineに戻って、
- [モデルをエクスポートする]
- [モデルをアップロード]
- [コピー]
手順4:遊んでみよう! (1分)
- Scratch(スクラッチ)の緑の旗をクリックしてスタート!
- スペースキーを押した後に、カメラに「グー」「チョキ」「パー」をかざす
- 猫のキャラクターが、AI(エーアイ)が認識した結果(1, 2, 3)をしゃべるか確認
発展
- ”それ以外(手が写っていない状態)”をケース4につくる(例:もし、画像認識結果が4なら.「じゃんけん」という)
- 他の手の形を教えてみよう!(例:OKサイン (OK sign)、ピースサイン (Peace sign))
ケースを増やした場合には
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eachable Machineに戻って下記の作業が必要です
[モデルをエクスポートする]
[クラウドモデルを更新する]
- じゃんけんの結果によって、猫の動きを変えてみよう!
- 数字を使って、勝敗判定をプログラミングしてみよう!(例:1は3に勝つ)
- 音声でじゃんけんをできるようにしてみよう!(上級者向け)
追加演習:画像認識の精度を上げる方法
- 精度が悪い時は、AI(エーアイ)の学習方法を工夫してみよう!
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方法1:特徴を強調する
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1.1. 背景をシンプルにする
- 背景に物が多いと、AI(エーアイ)が手の形を認識しにくくなる
- できるだけシンプルな背景で試してみよう
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1.2. カラー手袋を使う
- 背景と手の色の差が大きいと、AI(エーアイ)が手の形を認識しやすくなる
- 背景と違う色のカラー手袋を使うと効果的!
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1.1. 背景をシンプルにする
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方法2:例外を作る(より正確に)
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2.1. Teachable Machine(ティーチャブル・マシン)のクラスを増やす
- 「何も無し」「指一本」「指3本」など、じゃんけんの手以外のクラスを作る
- AI(エーアイ)が、じゃんけんの手とそれ以外を区別しやすくなる
- 特に「2 (チョキ)」と「3 (パー)」の間の曖昧な形を減らせる
- 再トレーニングして、精度が上がるか試してみよう!
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2.1. Teachable Machine(ティーチャブル・マシン)のクラスを増やす
ポイント
- 子どもたちが自分で手を動かして体験
- 難しい言葉は使わず、わかりやすく
- うまくいかない時は、一緒に考える
- 創造性を引き出し、自由に発展させる
- 数字を使うことで、勝敗判定を簡単にできることを伝える
- AI(エーアイ)の学習には、データの質と量が重要であることを伝える
まとめ
- この企画を通して、AI(エーアイ)とプログラミングの楽しさを体験しよう!
- 未来のテクノロジーに興味を持つきっかけに!
参考にしたサイト