0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

小学生向けハンズオン:AIじゃんけんゲームを作ろう!

Last updated at Posted at 2025-01-11

概要

  • 対象年齢: 10歳~
  • 目的:
    • AI(エーアイ:Artificial Intelligence)の仕組みを体験する
    • 簡単なプログラミングでゲームを作る楽しさを知る

準備するもの

時間配分 (全体で約10分 + α)

  • 説明・準備 (2分)
  • Teachable Machine(ティーチャブル・マシン)で学習 (4分)
  • Scratch(スクラッチ)でプログラミング (3分)
  • 遊んでみよう! (1分)
  • 精度アップ演習 (時間に応じて)

手順1:説明・準備 (2分)

  • AI(エーアイ)って知ってる?
    • みんなの手や声を認識して、反応してくれるプログラムのことだよ!
    • 今日は、みんなの手の形をAI(エーアイ)に教えて、じゃんけんゲームを作るよ!
  • 使うツールを紹介
    • Teachable Machine(ティーチャブル・マシン): AI(エーアイ)に画像や音を教えるためのツール
    • Scratch(スクラッチ): ブロックを組み合わせて、簡単にプログラムが作れるツール
  • パソコンを開いて、Teachable Machine(ティーチャブル・マシン)とScratch(スクラッチ)を開いておこう!

手順2:Teachable Machineで学習 (4分)

  • ブラウザー(Chromeクローム)で、下記アドレスを開く
    https://teachablemachine.withgoogle.com/

  • Teachable Machine(ティーチャブル・マシン)で「画像プロジェクト (Image Project)」⇒「標準の画像モデル (Standard image model)」を選択
    image.png
    image 1.png

    • 事前に、Case3を追加しておきましょう

    • 「1 (グー)」のクラス:

      • 「ウェブカメラ (Webcam)」で「グー」を撮影(ボタン”長押しして撮影”で20枚くらい撮る)
      • ポイント:同じ写真にならないように、少し角度や位置を変えると良い!

image 3.png

  • 「2 (チョキ)」のクラス:
    • 「ウェブカメラ (Webcam)」で「チョキ」を撮影
  • 「3 (パー)」のクラス:
    • 「ウェブカメラ (Webcam)」で「パー」を撮影、
  • モデルをトレーニング する

image.png

  • 「プレビュー 」で確認:
    • 手をかざして、正しく認識されるか確認 (1, 2, 3の数字で認識される)
    • うまくいかない時は、再トレーニング (Retrain)
      image.png

手順3:Scratchでプログラミング (3分)

  • ブラウザー(Chromeクローム)で、下記アドレスを開く
    https://stretch3.github.io/

  • 「拡張機能を追加 」⇒「TM2Scratch」を選択

    image.png

  • 制御⇒旗が押されたとき

  • TM2Scratch⇒カメラを””に切り替える

  • TM2Scratch⇒画像分類モデルURL

image.png

  • 「1 (グー)」を判定:

    • TM2Scratch⇒画像ラベル””を受け取ったとき
    • ””の中を**「1」**に変更
    • 見た目⇒こんにちはという⇒「こんにちは」を「ぐー」に変更
  • 「2 (チョキ)」と「3 (パー)」も同様に作成:「チョキ! (2!)」「パー! (3!)」と言うように

  • Teachable Machineに戻って、

    • [モデルをエクスポートする]
    • [モデルをアップロード]
    • [コピー]

image.png

手順4:遊んでみよう! (1分)

  • Scratch(スクラッチ)の緑の旗をクリックしてスタート!
  • スペースキーを押した後に、カメラに「グー」「チョキ」「パー」をかざす
  • 猫のキャラクターが、AI(エーアイ)が認識した結果(1, 2, 3)をしゃべるか確認

発展

  • ”それ以外(手が写っていない状態)”をケース4につくる(例:もし、画像認識結果が4なら.「じゃんけん」という)
  • 他の手の形を教えてみよう!(例:OKサイン (OK sign)、ピースサイン (Peace sign))
    • ケースを増やした場合には
    • eachable Machineに戻って下記の作業が必要です
      • [モデルをエクスポートする]
      • [クラウドモデルを更新する]
  • じゃんけんの結果によって、猫の動きを変えてみよう!
  • 数字を使って、勝敗判定をプログラミングしてみよう!(例:1は3に勝つ)
  • 音声でじゃんけんをできるようにしてみよう!(上級者向け)

追加演習:画像認識の精度を上げる方法

  • 精度が悪い時は、AI(エーアイ)の学習方法を工夫してみよう!
  • 方法1:特徴を強調する
    • 1.1. 背景をシンプルにする
      • 背景に物が多いと、AI(エーアイ)が手の形を認識しにくくなる
      • できるだけシンプルな背景で試してみよう
    • 1.2. カラー手袋を使う
      • 背景と手の色の差が大きいと、AI(エーアイ)が手の形を認識しやすくなる
      • 背景と違う色のカラー手袋を使うと効果的!
  • 方法2:例外を作る(より正確に)
    • 2.1. Teachable Machine(ティーチャブル・マシン)のクラスを増やす
      • 「何も無し」「指一本」「指3本」など、じゃんけんの手以外のクラスを作る
      • AI(エーアイ)が、じゃんけんの手とそれ以外を区別しやすくなる
      • 特に「2 (チョキ)」と「3 (パー)」の間の曖昧な形を減らせる
    • 再トレーニングして、精度が上がるか試してみよう!

ポイント

  • 子どもたちが自分で手を動かして体験
  • 難しい言葉は使わず、わかりやすく
  • うまくいかない時は、一緒に考える
  • 創造性を引き出し、自由に発展させる
  • 数字を使うことで、勝敗判定を簡単にできることを伝える
  • AI(エーアイ)の学習には、データの質と量が重要であることを伝える

まとめ

  • この企画を通して、AI(エーアイ)とプログラミングの楽しさを体験しよう!
  • 未来のテクノロジーに興味を持つきっかけに!

参考にしたサイト

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?