この記事はBeeX Advent Calendar 2024の18日目の記事です。
はじめに
ふと始めた読書会が(お休み挟みつつ)約1年半ほど継続できたので、やり方や続いている要因などについてまとめたいと思います。
きっかけ
昨年夏頃に僕自身が資格以外の勉強がしたいと思いましたが、締め切りドリブンが染み付いている僕がなんとなく勉強するのは無理だと悟り、当時グループ内のブラザーシスター制度で担当していたメンバーに上記理由で勉強したいけどどう?と誘ったところ、快諾してもらいました。
勉強するにしても何か指標があるといいねという話で読書会形式に落ち着き、2人で始めました。
その後、話を聞いた他メンバーが参加したいということで3人にて継続しています。
また、今年中盤で同世代のメンバーが複数人入社してもらい、話す機会があったので読書会しましょーと誘ったらこちらもOKいただき、4人で始めました。
そのため、現在は3人のグループ(1年半くらい)、4人のグループ(半年くらい)と2つの読書会を並行しています。
やり方
1週間に1回、30分の現状確認や雑談など(ブラザーシスター制度の名残)+30分程度の読書会の合計1時間を目安に行っています。
(あまり特殊なことはないのですが、)事前に決めた範囲を全員読んでくることを前提に、代表者が事前にMS Loopにまとめ、代表者がまとめた内容を発表してもらいながら、その内容について議論していきます。
本の選定は、興味がある技術や積読していた書籍、最近の案件で困ったことなどを含めてメンバーで話し合い、その中から選定しています。
まとめ方に細かいルールはなく、自由にまとめてます。
例えば、ソフトウェアアーキテクチャの基礎の場合、付録にチェックリストがついていたため、そのチェックリストに回答する形でまとめました。
今まで読んだ書籍一覧
3人グループ
- エバンジェリストの知識と経験を1冊にまとめたAWS開発を《成功》させる技術(2023/8~2023/9)
- システム設計のセオリー II(2023/10~2023/11)
- 実践マイクロサービスAPI(2024/4~2024/5)
- システム開発のためのWBSの作り方(2024/6~2024/7)
- ソフトウェアアーキテクチャの基礎 (2024/9~2024/11)
- リファクタリング-既存のコードを完全に改善する(2024/12~実施中)
4人グループ
- Amazon Bedrock 生成AIアプリ開発入門(2024/10~2024/11)
- DNSがよくわかる教科書(2024/12~実施中)
続いている要因?
少人数開催であること
少人数であることにより、以下のように多くのメリットがあると感じています。
- 大勢の前で発表することがないため、参加ハードルが低い
- スケジュール調整がしやすい
- グループ分けの必要がなく、改めて共有の時間が必要ない
- 知識レベルが極端に違わないため、フォローの仕組みがいらない
- 自分がまとめる回が月1回程度で済むため、負担が少ない、かつ間隔が空きすぎない
- 運営準備が不要
無理に議論や理解を求めないこと
当初のきっかけから読書会で知識を得ることが目的のため、全てを理解する必要はないと思っており、知識のインデックスを増やすことが目的であるため、議論してもよくわからなかった部分はスルーしながら進めています。
- 将来的に困った際に、この本のどこかに書いてあったなと思い出せるようになるといいなと
まとめ
個人的な理由で始めた読書会ですがなんだかんだ続いていて、当初目的も達成できているので満足しています。
特にちょっとごつめの本を1人で読むのはしんどいと思いますが、読書会形式だと続けられるので良かった点です。
継続に関しては上で書いたように、少人数であることがやはり大きく、読書会に関する記事をいくつか読みましたが、ある程度人数を集めた際の苦労や運営の大変さが書かれていたので、当初目的からすると少人数で続けることが一番だと感じています。
「早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」と言われますが、読書会も同じで、一人で読書するのもいいですが、みんなで読書することで一人で取り組みにくい書籍にも挑めるのかなと思いました。
(リンク先のように出典は不明みたいですね。。。)
※ 社内で本読みたいけど、一人だと続かないなと思っている方がいたら、呼んでください!勉強がてら一緒に読ませてください!