はじめに
Databricks AppsでSQL Warehouseを導入しようと思った際に、
SQLAlchemy + alembicでマイグレーションを実行する環境がどこかないかと思い探すと、WebTerminaなる機能があることを知りました。
ただ、初期状態だと有効化されていなかったので、有効化する方法をまとめます。
手順
以下手順はWorkspace管理者権限で実行しています。
使い方
Web Terminalはサーバレス環境では使用できません
Web Terminal 初期状態
起動したターミナルで以下コマンドを実行すると、パス、Pythonのバージョン、パッケージ一覧が表示されます。
インスタンスには自動で自分のホームディレクトリ配下がマウントされているようです。
(alembic, SQLAlchemyは初期状態でインストールされていました。fastapiはなかったです。)
pwd
// /Workspace/Users/<username>
python --version
// Python 3.12.3
pip list
// Package Version
// ---------- -------
// ...
// alembic 1.14.0
// ...
// SQLAlchemy 2.0.30
// ...
まとめ
Databricks WebTerminalについて、利用できるように設定してみました。
-
設定と有効化
- Workspace管理者権限で設定可能
- 汎用クラスター設定から簡単に有効化できる
-
利用条件と環境
- サーバレス環境では利用不可
- Personal Computeクラスターが必要
-
初期環境の特徴
- Python 3.12.3が標準搭載
- alembic、SQLAlchemyなどの主要パッケージが事前インストール済み
- ユーザーのホームディレクトリが自動マウント