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Raspberry Pi 4 を買ったのでubuntu20.04(64bit)をヘッドレスインストールしてみた

Last updated at Posted at 2020-06-06

はじめに

ちまたでは、8GBも発売になって話題になっているRapberry Pi 4ですが、やっと購入したのでubuntuをインストールした話。
リサーチが甘く、本体しか購入せず、microHDMIとかなくて困ったため、ヘッドレスでインストールしてみました。

必要なもの

買ったもの

  • Rapberry Pi 4 model B /4GB

以上

家にあったもの

  • microSDカード(16GB)
  • PD対応type-cアダプタ
  • Windows10 PC
  • microSDカードリーダーライター(100均で購入)
  • 有線LANケーブル
  • スイッチングHUB

使用ソフト

いつも、何で書き込んだらいいのかよくわからなくて困ってたのですが、とうとう公式ツールがリリースされました。
しかも、Windows,Mac,Ubuntu 3大OSに対応しています。もうこれからは悩む必要ないですね。
あとは、Windows Terminalが正式リリース版になりましたので使っています。
Windowsも2004がリリースされたため、WSL2がリリース版になりましたので使っています。

インストール手順(PC編)

SDカードの作成

上記 Raspberry Pi Imegerを利用します。

起動すると以下のような画面になります。
image.png

「CHOOSE OS」をクリックしてOSを選択します。Ubuntu以外にも用意されています。
image.png

image.png

OS選択後は、SDカードを選択します。「CHOOSE SD CARD」をクリックしてください。
image.png
SDカードが認識されている場合は表示されるため、クリックしてください。

image.png
SDカードが認識されていない場合は何も表示されないため、接続を確認してください。

OSとSDカードの選択が終わったら「WRITE」をクリックすると書き込み開始します。最終確認画面などは出ないので気を付けてください。
image.png

image.png

書き込みが完了したら、ラズパイにSDカードを挿入して、LANケーブルを差します。USB電源はまだ待ってください。

sshによる接続

普通はDHCPを利用していると思います。そうするとIPアドレスがどうなるかわかりません。なので事前に現状のIPを調べておきます。

Windows Terminalを利用してWSLのubuntuを起動してください。
そこで以下のコマンドを実行します。(なお、192.168.1.{1..254}は自分の環境に合わせて変更してください。)

$ echo 192.168.1.{1..254} | xargs -P254 -n1 ping -s1 -c1 -w1 | grep ttl | sort -V -k4
9 バイト応答 送信元 192.168.1.1: icmp_seq=1 ttl=63
9 バイト応答 送信元 192.168.1.3: icmp_seq=1 ttl=63
9 バイト応答 送信元 192.168.1.5: icmp_seq=1 ttl=63
9 バイト応答 送信元 192.168.1.6: icmp_seq=1 ttl=63
9 バイト応答 送信元 192.168.1.13: icmp_seq=1 ttl=63
9 バイト応答 送信元 192.168.1.28: icmp_seq=1 ttl=127
9 バイト応答 送信元 192.168.1.29: icmp_seq=1 ttl=254
9 バイト応答 送信元 192.168.1.49: icmp_seq=1 ttl=63
9 バイト応答 送信元 192.168.1.54: icmp_seq=1 ttl=127
9 バイト応答 送信元 192.168.1.111: icmp_seq=1 ttl=63
9 バイト応答 送信元 192.168.1.168: icmp_seq=1 ttl=63
9 バイト応答 送信元 192.168.1.201: icmp_seq=1 ttl=127
9 バイト応答 送信元 192.168.1.205: icmp_seq=1 ttl=63

その後、ラズパイのUSB電源も接続してください。
接続後、Windows Terminalで[Alt]+[Shift]+[+]キーを押して縦分割します。
それで、新しいペインにて、先ほどのコマンドを実行し、新しいIPが出現するのをチェックします。

新しいIPが見つかったら、そこに対して、sshで接続します。
ubuntuは初期ユーザはubuntu パスワードもubuntuです。

ssh ubuntu@192.168.1.169

接続できると、初期パスワードの変更を求められるので、変更します。
変更すると強制的に接続が切れるため、再度接続しなおします。

インストール手順(設定編)

無事に接続できたら、まずは日本語化しましょう。

日本語化

日本語言語パックのインストール

sudo apt -y install language-pack-ja

ロケールを日本語に設定

sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF8

TZ設定(CUIベースのGUI?になります)

sudo dpkg-reconfigure tzdata

mDNS対応

ずっとIPで接続するのもIPが変わる可能性もあるし、覚えられないので、mDNSの設定をします。avasiを利用します。

sudo apt install -y avahi-daemon

設定すると、ubuntu.localでアクセスできるようになります。(※ wsl1だとmDNS非対応です。なので PowerShellで試してください。)

ユーザの追加、ホスト名の変更

ホスト名は以下で変更します。(/etc/hostsにはホスト名の記述はありません。)

sudo hostnamectl set-hostname ホスト名

ユーザの追加は以下です。対話式でパスワードなどの情報も入力します。

sudo adduser ユーザ名

管理者権限を付与するには以下です。

sudo usermod -aG sudo ユーザ名

以上、設定終了したら再起動します。

sudo reboot

再起動後は、ホスト名.localでアクセスできるようになります。

おわりに

Raspberry PiはRapberry Pi OS(旧Raspbian)がデフォルトで利用されることが多いのですが、互換性重視のためか32bit版しか用意されていません。
せっかく4GBのメモリがのっているので、64bitOSにしたかったのと、Linux系OSのデファクトスタンダートがubuntuになりつつあるので、ubuntuをインストールしてみました。

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