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Raspberry PI3のWEBサーバ構築 外部公開ができない問題の解決方法

Posted at

#はじめに
私がRaspberrypi3を使用してWEBサーバ(外部公開)をするまでに陥った問題を共有します。
WEBサーバ公開にはポートの開放が必須ですが、これがうまく行かない問題にハマりました。
本方法より、同様の問題を抱えるユーザが救済されることを願います。

#結論(原因)

  • プロバイダへのネット接続方式がTransix (DS-Lite)方式であった

#対策

  • RaspberrypiをPPPOE接続した

    ルータはDS-Lite(Transix)を継続。

#手順
0. Apachを導入し、イントラ内からWEBサイトを確認できる状態(ココからスタート)

  1. プロバイダへの接続状態を確認(ルータの設定画面 192.168.x.1等 にアクセスしチェックした)
     *私の環境では以下の画面よりtransix接続であることを確認
    image.png

どうもTransixではポート開放ができないようです。。。。(知らなかった。。。)
参照先
ルータの設定をPPPOEに戻しても良いのですが、ネット速度を改善するためにTransix(DS-Lite)に変更したので、
今回は別の方法を模索しました。

3.Raspberry piで直接PPPOE接続、ルータはDS-Liteを継続

今回試みるイメージ図です。ルータの下にホストPCと今回の主役であるRaspberrypiをおいています。
PCはDS-Liteを継続し、RaspberrypiはPPPOE接続します。
これによりRaspberrypiはポートが開放可能となります。

イメージ図
image.png

##方法

  • まず、ルータ側の設定です。
    PPPoEパススルー機能をONにします。
    image.png

  • つぎにRaspberrypi側の設定です。

こちらの記事を参考にさせていただきました(リンク)

$ sudo apt-get install pppoe pppoeconf
$sudo pppoeconf

あとは手順にしたがいプロバイダへの接続ID,PWを設定してください。

  • 設定後以下のコマンドを打ち込みます
$pon dsl-provider #PPPOE開始
$ip addr show ppp0 #PPPOEステータス表示
出力結果
 ppp0: <POINTOPOINT,MULTICAST,NOARP,UP,LOWER_UP> mtu 1454 qdisc pfifo_fast state UNKNOWN group default qlen 3
    link/ppp 
    inet XXX.XXX.XXX.XXX peer YYY.YYY.YYY.YYY/YY scope global ppp0

のようにppp0のアドレスが確認できればPPPOEの設定完了です。

- 最後にデフォルトの経路設定です
デフォルトの経路を今回設定したPPP0にしないとポート開放がうまくいきません。

まずrouteコマンドでdefaultの経路を確認します。

$route

デフォルトの経路が有線LANのeth0になっています。

出力結果
default         192.168.11.1    0.0.0.0         UG    103    0        0 eth0
XXXXXXXXX.fl    0.0.0.0         255.255.255.200 UH    0      0        0 ppp0
192.168.11.0    0.0.0.0         255.255.255.0   U     402    0        0 eth0

これをPPP0に切り替えます。

$sudo route del default dev eth0
$sudo route add default dev ppp0

以上で切り替えができました。

最後に再度起動して完了です。

$sudo poff #PPPOE停止
$sudo pon dsl-provider #PPPOE接続開始

これで、ポート開放が有効になる・・・はず。

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