アプリを開発する際、ユーザーの登録やデーターの管理などユーザー管理機能を実装するケースがあります。
Monacaには、Monacaバックエンドというクラウドサービスがあります。
このMonacaバックエンドを利用することで、開発側でサーバーを作りこむ必要がなくなります。
Monacaバックエンドについては、こちらを参照してください。
Monacaバックエンドに登録するユーザー情報は、MonacaクラウドIDE上の「Monaca バックエンド管理」パネル上で行うこともできますが、Monacaで用意しているMonacaバックエンドAPIを利用することで、Monacaで開発するアプリからも利用することができます。
MonacaバックエンドAPIについては、こちらを参照してください。
ユーザー
MonacaバックエンドAPIのユーザーアカウントについては、monaca.cloud.Userが、用意されています。
ユーザーの登録
Monacaバックエンドにユーザーを登録する場合は、monaca.cloud.User.register()メソッドを使用します。
monaca.cloud.User.register("user01", "password", {age:20, mail:"user01@example.com"})
.done(function(result) {
console.log('Registration is success!: ' + result.user._username);
console.log('Registration is success!: ' + result.user.age);
console.log('Registration is success!: ' + result.user.mail);
})
.fail(function(err) {
console.log("Err#" + err.code +": " + err.message);
});
ログイン
Monacaバックエンドにログインする場合は、monaca.cloud.User.login()メソッドを使用します。
monaca.cloud.User.login("user01", "password")
.done(function(result) {
console.log("Hello, " + result.user._username);
})
.fail(function(err) {
console.log("Err#" + err.code +": " + err.message);
});
プロパティの取得
プロパティを取得する場合は、monaca.cloud.User.getProperty()メソッドを使用します。
プロパティを取得する対象ユーザーでログインしている必要があります。
monaca.cloud.User.login("user01", "password")
.then(function() {
return monaca.cloud.User.getProperty("age");
})
.then(function(age) {
console.log("age: " + age);
});
プロパティの変更
プロパティを変更する場合は、monaca.cloud.User.saveProperty()メソッドを使用します。
プロパティを変更する対象ユーザーでログインしている必要があります。
monaca.cloud.User.login("user01", "password")
.then(function() {
return monaca.cloud.User.saveProperty("age", "30");
})
.then(function() {
console.log("Your property was changed");
});
このほかにも、パスワード変更や登録しているプロパティを一括で取得、変更するメソッドも用意されています。
これらの機能を使用することで、アプリ内にユーザー管理画面を作成し、アプリを使用しているユーザーが、自分のユーザー情報を管理することが可能になります。
Monacaで開発するアプリでユーザー管理機能を実装する際は、一度Monacaバックエンドをお試しください。