#事象
コントローラクラスの@RequestMappingが利かなくなり、画面が表示されなくなった。
パッケージ構成のリファクタリング時に発生。
#原因
@SpringBootApplicationで実行される@ComponentScanについてよく分かっていないまま、パッケージ構成を変更してしまった。
#解説
@SpringBootApplicationで実行されるアノテーションは以下の通り。
@Target(ElementType.TYPE)
@Retention(RetentionPolicy.RUNTIME)
@Documented
@Inherited
@SpringBootConfiguration
@EnableAutoConfiguration
@ComponentScan(excludeFilters = {
@Filter(type = FilterType.CUSTOM, classes = TypeExcludeFilter.class),
@Filter(type = FilterType.CUSTOM, classes = AutoConfigurationExcludeFilter.class) })
上記のうち、@ComponentScanは@Componentのアノテーションが付いたクラスを走査し、利用できるようDIする。
(コントローラに付加する@Controllerは、@Componentを内包している。)
@ComponentScanは、@ComponentScanが付いたクラスのパッケージと、その配下のパッケージを走査する。
今回はコントローラ群のリファクタリング時に、@ComponentScanを並列して存在するパッケージに移してしまった。
▼com.example
▼application
▼Application.java
▼controller
▼IndexController.java
・・・
▼entity
・・・
#対応
@ComponentScanを持つApplicationクラスが最上位に来るよう、パッケージ構成をリファクタリング。
▼com.example
▼Application.java
▼component
▼controller
▼IndexController.java
・・・
▼entity
・・・