最近Kotlin Multiplatformを使い始めたので、環境構築の方法を備忘録としてまとめました。
▼ 公式ドキュメント
環境
Apple M1 Max
macOS Sonoma 14.6.1
1. Android Studio をインストール
まずはAndroid Studioをインストールします。
2. Kotlin Multiplatform Mobile pluginをインストール
Android Studioのインストールが完了したら、Android Studio のメニューから
Settings > Plugins > Marketplace
と進み、Kotlin Multiplatform Mobile plugin を検索してインストールします。
3. Xcodeをインストール
App storeからインストールします。
4. KDoctorをインストール
KDoctorは、Kotlin Multiplatformの開発環境に必要なツールがインストールされているか、また正しく設定されているかを診断するツールです。
Homebrew経由でインストールします。
% brew install kdoctor
インストールが完了したらコンソールでKDoctorを呼び出して、Kotlin Multiplatformが使用できる状態かを確認します。
% kdoctor
KDoctorが診断を終了すると、レポートが生成されます。
問題が見つからなければ、Kotlin Multiplatformの開発環境が整っています🎉
Conclusion:
Your system is ready for Kotlin Multiplatform Mobile Development!
5. 必要に応じてKDoctorのエラー箇所を解決する
[×] Java
JAVA_HOME環境変数が正しく設定されていないことが原因の可能性が高いです。
Android Studioに含まれるJDKを指すように設定する必要があるため、~/.zshrc
に以下の設定を追加します。
export JAVA_HOME=/Applications/Android\ Studio.app/Contents/jbr/Contents/Home
[×] CocoaPods
System ruby is currently usedというエラーの場合、別途Rubyのインストールが必要です。
Homebrewでrbenvを入れて、Rubyをインストールします。
% brew install rbenv
% rbenv init
% rbenv install 3.3.5
% rbenv global 3.3.5
% which ruby
/Users/ユーザー名/.rbenv/shims/ruby
% ruby -v
ruby 3.3.5 (2024-06-12 revision f1c7b6f435) [arm64-darwin23]
CocoaPods requires your terminal to be using UTF-8 encodingというエラーの場合、
.zshrc
にUTF-8の設定を追加します。
export LANG=en_US.UTF-8
export LC_ALL=en_US.UTF-8
参考