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音声付きVtuberな研修動画の作成

Last updated at Posted at 2022-05-12

概要

無料のソフトとWebカメラを使用して、音声付きのVtuberな研修動画を作成する。
※動画編集ソフトのみ有料のPowerDirectorを使用していますがフリーのソフトでも可能です

1. VRoidStudioでVtuberモデルを作成する

ここからVRoidStudioをダウンロードする。
インストールして適当にモデルを作成する。
作成したモデルをVRM形式で保存する。
image.png

2. VOICEVOXで読み上げ音声を作成する

職場には可愛い声の女の子がいなかったので、可愛い声で原稿を読み上げてくれるソフトを使用します。
AIを使用しているらしく、なかなか高品質な読み上げを行ってくれます。

VOICEVOXをダウンロードして起動します。
読み上げるキャラクターを選択して、原稿を打ち込みます。
読み上げ音声を確認してアクセントやイントネーションなどを調整します。
image.png

3. 研修用の動画を作成する

なんでもいいので、デスクトップの作業を録画できるソフトを使用します。
ScreenToGifや、AG-デスクトップレコーダーなどがいいと思います。

4. 動画と音声を合体させる

作業を録画した研修用の動画と、VOICEVOXで作成した音声を合体させます。
フリーの動画編集ソフトでも可能ですが、会社にあった有料のソフト(PowerDirector)を使用しました。
なおここでは、読み上げ音声のみを合成します。BGMや効果音を入れると、あとでVRMモデルをリップシンクさせたときに、口の動きが合わなくなります。
合体させたら、mp4などの動画で保存します。

image.png

5. 3teneFREEでモデルを動かす

作成したVRMモデルをWebカメラのトラッキングで動かすために、3teneFREEを使用します。

  • 起動したら、3teneに作成したVRMモデルをインポートします。
    image.png

  • トラッキングの設定をします。
    (今回は、「フェイストラッキング」と「リップシンク」を開始する)
    image.png

  • 背景をOBS Studioで透過させるために緑色にする。
    image.png

6. OBS Studioで動画とモデル動作を合成する

3teneの仮想カメラの映像と研修動画を合成するために、OBS Studioを使用します。

  • OBS Studioを起動します。
  • ソースとして2つ指定します。
    映像キャプチャデバイス:3teneで出力している仮想カメラの映像
    image.png

メディアソース:研修用に録画した動画(音声付き)
image.png

  • 映像キャプチャデバイスのクロマキーを設定する
    映像キャプチャデバイスを選択して「フィルタ」をクリックする。
    エフェクトフィルタ(クロマキー)を追加する。
    色キーは「緑」でキレイに抜けます。
    image.png

  • 研修の読み上げ音声を仮想オーディオデバイスに入力して、3teneのリップシンクを動かす。

インストールして、再生と録音デバイスに「VB-Audio Virtual Cable」を既定のデバイスに設定します。
image.png
image.png

メディアソースの本当の音声を出力してしまうと、OBS Studioで3teneと合成した動画を作成した際に、音声が2重になってしまいます。
なので、メディアソースは「モニターのみ(出力はミュート)」に設定します。
image.png

これでメディアソースを再生すると、音声に合わせてVRMモデルの口が動いてくれます。

  • OBS Studioの録画を開始する
    メディアソースを再生しつつ、再生している動画に合わせて顔の向きや、
    ポージングなどを取り入れれば、Vtuverな研修動画を作成できます。
    ただし、これだけだと顔の動きしかトレースできません。
    手も動かしたい場合は、「LeapMotion」というハードウェアが必要です。(1万5千円くらい)

7 完成した動画

投稿用にGifアニメにエンコードしているので画質は悪いですが、mp4とかに出力すればもっと高画質です。
Animation_compressed.gif

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